★2005/9/5新日本フィルハーモニーサントリー定期第404回
久しぶりに弾くラヴェルの“ダフニスとクロエ”である。やっぱりなんやかんや言ってこの曲は本当に美しい。
鍵盤楽器は、チェレスタとジュ・ドゥ・タンブル。
写真の右側が前者、左側の小さい方が後者。
自分は今まで数回弾いたのは後者の方だけど今回はチェレスタ。
弾くところは本当に少ないから半分はお客の気分。
気持ちよくて毎日練習でこの音の渦のなかにいることが幸せだ。
ジュ・ドゥ・タンブルはたぶんチェレスタより前から存在する楽器かも
しれない。
モーツァルトの魔笛にでてくるパッセージはこれで弾いてたのだと思う。
グロッケンシュピール(鉄琴)を鍵盤で弾くと思えばよろしい。だから
キラキラした音がでる。
チェレスタは同じ鉄琴を打つ材料がピアノのハンマーの様に柔らかいか
ら音色が全然ちがう。(チャイコフスキーの胡桃割り人形の金平糖の踊りまで待たないとこの楽器はでてこない)
しかもこの曲のなかでだいたいは同時に演奏してないのだが一カ所だけ
盛り上がるところで同時になるから二人奏者が必要なのだ。
前にも書いたけどラヴェルはたぶんこんなに暇に書いたのはこれらの楽
器は打楽器奏者が演奏するように考えていたのだろう。
オーケストラの音楽にあまり普段触れることのない人はこれから入門す
るのが最適だと思う。
しかもCDではなく生演奏で聴くのが一番だ。
バレエのための音楽なので、楽器の出す音で様々な具体的な自然の中の
音を味わうことや理屈抜きに音の渦のなかに溺れて快感を得ることがこ
んなにも楽にできる音楽も珍しいと思う。
今回指揮者のアルミンク氏は、さかんに「ドイツ風な音を出さないでフ
ランス風の色彩感のある音をだしてくれ」と要求する。
それは主に音の立ち上がり方への注文だ。
もっとふわっと立ち上がって欲しいということみたいだ。
そういえば、ストラヴィンスキーやドビュッシーの管弦楽曲(協奏曲で
はなく)には素材としてピアノが入ることがたびたびあるが、ラヴェル
のそれは絶対にピアノはないね。
鍵盤を使うときはチェレスタだね。
そこに彼の色彩感が現れてるね。
ピアノ曲をたくさんかいているけどそういうときはピアノの裏に管弦楽の色彩があって管弦楽のときはピアノを使わないのだ。
コメント
これが本物だ
ダフクロではありません(爆)
僕は日本的に略す題名や作曲家の名前は好きではないのです。ごめんなさい。
僕はフランスに行って聴いたことはないのですが日本にいても良いものは良いのだと思います。
timbreではなく、timbresですね。
危ないからやりませんが、あの曲は早朝に自然の中で自転車を漕ぐときに聴きながら風を切ったら本当に気持ち良さそうです。
jeu de tembre?
これが魔笛のあの音なんですね!!
すごい、素敵です!
ダフクロ、いい曲ですよね。
実はフランスものってなんだかボーッとしていてあまり好きではなかったのですが、フランスに行って聞くとすごくピッタリ来るんですよね。
それから好きになりました。
本番頑張ってください!
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★10月に幕を開ける


これこそ、もろにそのものだね。
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