「久しぶり」に連絡が来た相手からの仕事三連発 - 2012.11.20 Tue,13:05
まず、この記事のタイトルと写真は全く関係ないことを書いておきます(爆)
これは、この直前の記事と同じく、福島県いわき市の小玉湖でのものです。
AF-S DX NIKKOR 35mm F1.8G(単焦点)
実は明日から二日間、白石准の人生としてはたぶん最初で最後になるだろう、大きな仕事が控えている。
今までも何回かCDの録音をしてきたし、一回は知り合いのアルバムに独奏を入れたりもしたが、今回はまだ仕事の細かい内容は明かせないが、なんと天下のSONYのスタジオで、SONYの仕事として、独奏ばかりを録音することになっている。
ひょんなことで知り合った相手からだいぶ久しぶりに来た仕事だ。
最高音質で録るのではあるが、残念ながらCDになる訳では無く、再生するデータはネットで聴く事になるからかなり圧縮が加えられるのだけど、自分のここまで経験してきたすべてを出せれば良いなと、わくわく感の方が不安より大きい。
最高音質で録ったものは自分の楽しみだけで聴く事になりそうだが(爆)、それでも最高のSTEINWAY Pianoで最高のエンジニア、ディレクターと共に仕事をすることが一生の思い出になりそうだ。
そのうち、ネットで公開されたら報告をします。
あと、数年前に一度弾いただけの千葉県の少年少女オーケストラの主宰者の佐治さん(この世界ではカリスマ的に有名な先生です。)から先月かな、いきなり電話が掛かってきた。
その時に弾いたデ・ファリャの「三角帽子」の鍵盤パートをまたお願いしたいということだった。
白石准に限らず、この手の「その場限り」の仕事というのは鍵盤奏者には無数にあるが、まさか自分の印象がその人の印象に残っていたとはびっくりだった。
だって、指導している先生は、子供たちの事ばかり気になっているはずだと思っていたし、僕のパートは確かに目立つところはあっても、所詮管弦楽曲の中の鍵盤パートだと思っていたから。
是非とも、と請われたら、こんな名誉な事はないです。
少年少女と書いてあるから、単に「子供たちが頑張っているオーケストラ」と思うかも知れないが、この団体の演奏水準はその辺にある学生や市民オーケストラのレヴェルではない。
眼を瞑って聴くとプロの音だと勘違いするほどの素晴らしいものです。
しかも今回も前回も指揮者が井上道義氏であり、そういう人が指導するのだから推して知るべしということだ。
これは、もう宣伝しています。
http://www.cbs.or.jp/zaidan/perfomance_info/events/130324.html
チラシは、こっちにあります。
来年の2013/3/24(日)です。
いつも満員になるので、来ようと思われる方は(たぶん期待以上の演奏が聴けます)お早めに申し込んでください。
もう一つ。
飛騨高山は、元NHK交響楽団のトランペット奏者、栃本浩規君の出身地で、何度も彼とアンサンブルや独奏の演奏会で赴いた大好きな土地です。
その訪問の度に、地元の彼の友人とは懇意になり、何度深酒に及んだか判らない事になっていますが(爆)、その友人達のブラスバンドからも来年の秋の独奏者としての話が来ました。
まだ色々計画途上なので、詳細は来年になってから公開しますが、何年も連絡を取らない相手からこの時期に三連発のお話を頂いて、「ああ、僕の事、忘れられては居なかったのか、とか、最後に会ったのはいつだか判らないほど昔のことなのに、覚えていてくれたのか」という感慨に包まれます。
継続は力、という当たり前の結論に落ちたくは無いが、歳をとってくると、「続けていて良かった」という事を若い頃に仕事を貰う時の喜びとは違う嬉しさがあるものですね。
もちろん、若い頃、ある本番で、「良いperformanceができて、思い出深い共演だったな」、と思う事があると、今後この場で僕は仕事を持続的に展開することが出来るかも、という期待を持ちがちだったのだが、大体、そういう期待はもろくも崩れるものでした。
期待とか予想というのは、当たる事もあるけど、外れることの方がもしかしたら多いので、ある年齢から、共演者や主宰者にとても親切にしてもらっても、「一期一会」なんだ、と思うようになりました。
だから、なおさら、トランペットの津堅直弘さん、そして横浜の牧野ヴァイオリン教室とは、もう20年を超える共演を続けていること、そして、山猫合奏団の楠定憲や高山正樹とは30年以上も続いている事には素直に感謝しなければ罰が当たると思う今日この頃でした。
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