八百万の神々が集った場所、天安河原@高千穂初探訪1 - 2012.10.30 Tue,01:33
今までに演奏をしに何回も宮崎には行っているのに、一度も神々が降り立った場所、高千穂に行くチャンスがなかったのです。
恐ろしく昔に、高千穂に行くには必ずといっていいほど宮崎側からは通る延岡でも演奏した(初宮崎は延岡だったと思う。)けど、毎日演奏会が別の場所であって、すぐに移動しなければいけなかったしその時点では、高千穂が何処にあるかも判ってなかったし、とにかく地方に演奏に行き始めたばかりだったからその事で興奮しているし、その場所に行きたいと言う気持ちも無かったはず。
今回はもう一生に二度とチャンスは無いかも知れないと思って、意を決して民宿を予約して、弾いた当日、山猫合奏団の人たちとは別れて一人高千穂に向かいました。
(でも行ってみて結論から言うと、絶対にまた高千穂には行ってみたいと思うようになったけど。)
高千穂に入る前にも面白いものを沢山見かけたので時間軸に沿えばそっちの写真を出すのが、記事の流れからすれば正しいのですが、明日(というか今日)、僕が長年教えてきた人達が、ある意味人生初めての挑戦とも癒えるconcertを迎えるにあたって、神々のそばに行って撮った写真をこのめでたい日に掲示したいなと思ったのです。
ここは、天照大神がスサノオの乱暴に今風で言えば、ぶち切れて、天岩戸に隠れてしまい、全世界が真っ暗になってしまったとき、八百万の神々が集まって会議をした、天安河原(あまのやすかわら)という場所です。
今までも写真で見たことがあって、是非行ってみたかったのです。
場所は、天岩戸神社の西本宮の奧に十数分歩いてたどり着けます。
天岩戸神社の西本宮と東本宮についてはまた別記事で今回学んだ事を記述しますが、この場所は、天岩戸そのものだと勘違いしている人がいるようですが、ここにはありません。
単に会議をした場所ですが、なにせ八百万の神々が集ったところだから、どんな願いや悩みにも誰かが聞いてくれるということで、来る人が各々の祈りや願いを込めて石を積んでいるのだそうです。
今日居たら、このconcertが上手く行きますようにと願うところです。
上の写真に、右側を撮っている方が見えますね。
そうです、その右側には、下の様に天安河原の洞窟が見えるのです。
何で白黒かって?
この写真を撮ったカメラは上の写真を撮ったカメラとは違います。
単に設定を白黒にしていたのです。
余り上手くは撮れてませんね。
やっとたどり着けて、今度いつ来られるかも判らないのに、この方向から撮ったのはこれしか無かったことに気づき大いに後悔しましたが、しょうがない。
なんでこうなったか考えてみました。
洞窟の中側から見た写真を見たことがあって、それがあまりに美しかったので、その印象が強すぎて、外側から撮るという意識がほとんど欠落していたのだと思います。思い込みというのは本当に駄目だ。まだまだ修行が足りません。
洞窟の中に入ってみました。
中からは相当な広角レンズを持ってない限り、洞窟が浅いのでさっき外から撮った様には洞窟の円周を全部フレームに収めることは不可能です。
時々綺麗に全体が写っている写真を見かけますが、それはそういうレンズで撮影されたものというわけです。
写真をclickして写真の情報を参照して頂ければ判るけどこれだって、結構な広角レンズなんですよ。
(この記事の写真の多くがこういう暗い条件で手持ちだったからピンぼけだけど(爆))
同じような写真が続いて申し訳ないが、左側の方に、無数の石積みが見えるでしょうか。
他のものを倒さないでどうやって中側の方の石積みをしたのだろうと考えてしまいました。
石積みが集まっているところ(の、ほんの一部)に寄ってみました。
人の数だけ思いの種類があるわけですね。
こっちの方が上手に撮れた。
でも、手ぶれしないように、脇を締めて撮っていたのだが、気づいたら、focusを当ててシャッターを切るまで力みながら息を止めて撮っている事に気づいた。
写真の事はド素人なのだが、演奏していて長時間息を止めるという行為はろくな事はないから、特に力んで(良い写真を撮ろうとするからなおさら構えているのだろう(爆))息を止めてシャッターを押すのは本当はいけないのかもしれないな。
今度は石積みのある地面すれすれから鳥居を撮って見ました。
そう、これらを撮った時刻は昼に近い午前中でしたから、差し込んでいる光は朝日とは言い難い時刻のものだけど、まだ爽やかさが残っている光でした。
勿論、高千穂に入ってからは、この場所を含め、神々のオーラのせいではないですが(爆)、僕の持って居るPHSはごく一部を除き、全く圏外であり続けました。
でも、こんな神聖な場所に居る時には電話は通じちゃいけない。
沢山写真を撮りましたが、またセレクトして高千穂の記事は続けようと思います。
面白い事を沢山知りましたから。
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大きいですが
朝一で見ました~
思ったより大きな洞窟ですね。
びっくりしました。
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大きな洞窟ですが、奥行きはすごく浅かったです。
これじゃ八百万の神々が集ったらどのくらい外に溢れるのか(爆)という感じでしたよ。
でも神々は人間の体の大きさだとはかぎりませんもんね(爆)
交通の便はいま、必ずしも良いとは言えませんが、その方がこの場所の特殊性が強調されて良いと思いました。
九州のご出身のちゃらんぽらんさんも、一度帰省されたときに足を伸ばすとよろしいでしょう。
熊本側からもバスで行けた様な気がします。