闘竜灘@兵庫県@山猫合奏団兵庫県多可町八千代公演の帰りに寄った - 2012.10.27 Sat,15:04
先月2012年9月末、concertの翌日八千代町を出て、加古川沿いに来た時に、「闘竜灘」(とうりゅうなだ)という景勝があるので見ていこうということになり、車を停めて加古川の方に向かいました。
闘竜灘について(兵庫県のページ)
地元を紹介するWebsiteでは、こう説明があります。
加東市西部を流れる加古川の名勝地のひとつ「闘龍灘」(龍でも竜でも良いみたい)は、兵庫県下最大の流域面積を誇る一級河川加古川の中間に位置し、川床いっぱいに広がる奇岩、怪石が加古川の奔流を阻み荒々しい水音ともに水しぶきをあげる様は、まさに景勝地にふさわしい光景です。
まず、闘竜灘から上流の方を岸から見ました。
次は下流方面。そこそこ太い川(水が流れている所が川ではなく、上流も下流も生えている木の部分が「向こう岸」なんです。
しかし川の真ん中にこんな岩の部分が覆っていると、上流から来た荷物を下流に流すには、筏をバラし、岩が切れるところから改めて組み直して荷物を下流に運ぶという苦労を水路としてこの川を使い始めた頃にはやっていたようです。
それは、豊臣秀吉が世を治めていた頃に遡るそうです。
説明書きにはこう続きがあります。
しかし、これじゃ荷物の量が増えてきた江戸時代には手間が掛かりすぎて困ったことになっていました。以来、闘龍灘は上流と下流の中継地点として、鉄道が普及する大正時代まで物流幹線を担う地域経済の要衝として地域一帯は栄えました。
記事と写真は追記に続きます。
1枚目の写真の左部分はそこそこの幅があるけど、低い滝状になっているから、船はそこを通過できないわけです。
我々山猫合奏団は、岩盤の奧に進んでみます。
加古川の上流から下流までの中間地点ほどだそうですが、この流れ方は、まるで山間の男性的な流れですね。
チェリストの大島純君が何かを見つけた様です。
僕も行こうと思いましたが、カメラを構えたままは渡るのは怖いなかなかスリルある足場でした(爆)
もちろんハイヒールを履いて来た人はやめた方が良い場所でしょうね(爆)
これだけの岩盤がなぜ、この場所で「地面に突き出た川底」になっているのか(爆)
あちこち向いてシャッターを押している間に、そうとう距離が離れてしまいました。
江戸末期より、この川の中央付近に掘り割りを作ろうということをかんがえた人が居ました。
明治維新直後、工事が始まり、一年の苦労の後、掘り割りが完成し、これで船の行き来が楽になり、鉄道が出来るまで流通の道になっていたようです。
でも、今のように重機は無いわけだから手で掘ったわけだろうから、その苦労は並大抵じゃ無いね。
いつも思うが、大昔の世界遺産の様な建造物から、大きなダム、そしてこういう作業に関わる建設業の人たちには畏敬の念を感じざるを得ないよな。
みんなに合流できました。
たぶん、この橋の下に掘り割りがあるのでしょう。
この幅でどうやって掘ったのか。
だって、体が流されてしまいそうなのだが、下流から掘ったのかな。
岩に説明が埋め込まれていました。
そうだな、台風の頃なんか、ここは増水したらきっと水の下になるわけだもんね。
凄いなあ。
壁側には人工的に掘った跡が判るもんな。
掘り割りって言ったって、結構最後の部分はカーブがあって、激突しそうな気がするから気を遣うことは間違いない。
遠くから見てもどれほど大変な仕事だったか良く分かる。
これが開通した日には、この場所で工事に関わった男達の歓声がもの凄く響き渡っていたのでしょう。
船を行き来させていた商人達も、船頭達も、工事人達には本当に感謝したことだと思う。
ここは、別の部分だったやに思うが、これは掘ったのか自然の裂け目なのかは知らない。
飛び鮎の名所闘竜灘の鮎漁「筧どり(かけひどり)」の仕掛けだそうです。
ここから鮎が出てくるのか、、
現在は、兵庫県下有数の観光地としてまた、飛び鮎の 名所として、毎年 5月1日には、全国で最も早い鮎漁解禁の地として有名だそうです。
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