ホシホウジャク(Macroglossum pyrrhosticta)のhovering@とちぎ花センター4 - 2011.09.26 Mon,11:40

ホウジャクというのは、蜂雀の漢字が意味するとおり、蜂に擬態して(蜂以上にすばしこいかも知れません)いるようなスズメガという種類の(たぶん)蛾の事です。
でもスキバというのは、透羽という意味なのでしょう。
だから、netで「スキバホウジャク」検索すると、羽が透き通っている
スズメガの一種の写真が沢山出てきます。
(例えばこの記事とかこの記事の様に。)
何故か花に留まって蜜を吸わず、空中で吸うためなのか、一つの花の蜜を吸うのはおよそ1秒か2秒くらいで、すぐに別の所に行ってしまうくらい動きが速いので、netで見る画像の多くの場合、皆さん撮るのに苦労されていますが、僕も最初に引用した記事では、全くPintを合わせることができませんでしたので、こいつはいったい何者なんだという疑問が凄く湧いていたのです。
しかし僅か数秒という短時間に良く小さな花にストローみたいな口を入れてその場にhoveringしていられるよ(爆)
だから是非またこの蛾に再会し、ちゃんと撮したいなと思っていたら昨日予想外にChanceが眼の前に来ました。
蛾と聞くと特に女の人は気持ち悪がるけど、この、愛らしい、まるで猫と同じような可愛い眼(蝶って蛾よりはグロテスクさがあまりないけど、こんな眼してないよね。)をしていることも初めて知ったけど、実に器用に花の蜜を吸っているこのハチドリみたいな蛾は、「ホウジャク」という種類であることは間違いないと思われますが、最初に引用した記事の個体は、羽が透き通っているようにはどうも見えないので「スキバ」では無いような気がしてきました。
(スキバホウジャクだと思い込んだかつての記事や、そのcommentにある説明を修正はしませんが)
今回栃木県で撮すことができたのは羽には色があることがわかったので、クロホウジャクか、ホシホウジャクだろうと類推しました。
(追記にあるおびただしい数の写真の内、shutter speedの遅い写真はその細かい羽の震動でよく分かりませんが、shutter speedの速いものでははっきり模様がわかる)

ホシホウジャクじゃないかなと思います。
(もし違っていたら詳しい方、教えてください。)
追記に苦労して撮った様々なホシホウジャクの姿があります。
(その割には慌てていて連写やターゲット追尾AFとかの設定をするのを忘れて普通に撮っていたからやっぱりpintは合ってないものがほとんどだけど、次回は絶対にもっと上手に撮る)
でもすべての写真が同一人物かどうかは自信がありません。
もしかしたらクロホウジャクも混ざっているのかもしれませんが、まあいいや。
蝶と違って胴体が太っているのが、一般的には気持ち悪がられる要素の一つでもありそうだけど、最初の写真をみると、ハチドリに勘違いされるのもわかる可愛い太り方で、(自分もデブな猫を飼っているし、幾分色も似ているので(爆))、初めて蛾が可愛いと思いました。
Clickすると大きく見られます。
- 関連記事
-
- ナツアカネなのかアキアカネなのか、、 (2011/10/19)
- 蛾と眼が合った (2011/10/19)
- 黄蝶 Common Grass Yellow (2011/10/12)
- 一年ぶりに撮ったイチモンジセセリ (2011/10/05)
- a dragonfly (2011/10/04)
- 秋のOrange色 (2011/09/29)
- 目標に向かって近づくこと (2011/09/27)
- ホシホウジャク(Macroglossum pyrrhosticta)のhovering@とちぎ花センター4 (2011/09/26)
- a red dragonfly & flowers@とちぎ花センター2 (2011/09/25)
- ホソヒメヒラタアブ(かな?) (2011/09/23)
- 蜂だとばかり思っていたがこれは虻なんだね! (2011/09/08)
- クワカミキリ(かな?) (2011/08/31)
- キイロスズメバチ (2011/08/31)
- アブラゼミ@杉並区和田堀公園 (2011/08/28)
- 亀を撮したつもりがトンボの産卵が撮れた (2011/08/26)
● COMMENT ●
かつて知らない間に撮っていたんだ
トラックバック
http://juninho.blog16.fc2.com/tb.php/2884-334a3963
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
を見直して気づいちゃった(爆)