早稲田、高田馬場界隈の「昭和」の残照 - 2011.05.30 Mon,00:42

しかも、「古い」金網店が「古井金網店」とはすばらしすぎます。
ここはかなり早稲田に近いところでした。
5/20に録音に行った帰りに歩いていて見つけました。

この店には昔も入ったことはありませんが、お茶の水店(今のカザルスホールの道の反対側のほぼ駅よりにあって中は立体的というか、吹き抜けで(音楽を聴かせるため)狭いフロアがたくさん重層的になっていた)では、小さい背の低いピアノを持ち込んでコンサートをしたことがありました。
そういう構造だから、同じフロアで前から観ている人、ほとんど譜めくりのように真横に居た人、ちょっと高いところから見下ろしている人、横から観ている人、見えないところに座っている人いろいろ居たはず。
なつかしい。
クラシック音楽が流れている名曲喫茶でした。
銀座にもあったんじゃないかなあ。
今はこう言うの減ってるよね。
ここもきっと吹き抜けていたのでしょう。
いつからやってないのかな。
調べてみたら、今は新宿の店はやってるみたいだね。でも外観の雰囲気がここやお茶の水の雰囲気とは違うな。
あと、廃墟になってからここを取り上げているブログはここにあるけど、他にも探すとたくさんあるよ。

こういう自分が生きてきた昭和っぽいのはもうレトロに感じるようになったんだし、若い人はもう、名曲喫茶というジャンル自体知らないのだろうな。
渋谷の百軒店(地方の人たちのために書くと、これは「ひゃっけんだな」と読みます)にあるライオンも現存する貴重なそういう喫茶店ですが、websiteがあるんだね。
今度久しぶりに行ってみるか。
(この店の前あたりで、数年前にアイドル出身の女優の旦那が覚醒剤で掴まって、彼女がしばらく逃避行を繰り返し大騒ぎしたんだな。)
Jazzの専門の喫茶店でもこういうClassic音楽のやつも、店に入ると喋れなかったんだ。他の人が聴いているからね。
ウォークマン(今じゃiPodだけど)が出現して、他人と共有せず音楽を持ち歩ける様になる前は、家で買えないような貴重なアルバムは、そういう共有の場所で聴くしかなかったわけで。

他の町には無い個性がこのあたりにはあるね。
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