SHE LOVES ME、たぶん誰も気づいてないだじゃれ(爆) - 2010.01.30 Sat,01:39
オーディションをつきあったのが2009年の6月、実質僕が参加するリハーサルが始まったのが10月下旬だから、3ヶ月ちょっと、つまり一年の1/4はこの作品につきあって来ました。
では本題。
ある場面で、シーポスという人物が、ジョージに、「ハンガリーの教えにある、、、」と世渡りを諭しながら歌うまさにその瞬間に、右手に「ハンガー」を持っているのだけど、あまりに高度なオヤジギャグなので僕の位置からは客席で笑っている人はいらっしゃらないように思うけど、、俺は好きだな。
ううむ、これだけでこの記事を終わらすのも落ちが無く、なんなので、ちょっと近況報告も以下に。
昨日も(も、と書くからには、けっこう夜公演の前とか昼公演の後とか、いろいろやっているのです)午後の公演の終了後に、山猫合奏団の2/10のコンサートのリハーサルに行きました。
今度は僕のアイデアで、“セロ弾きのゴーシュ”の前に、特別な演出に基づく、ドビュッシーの弟子のアンドレ・キャプレの作曲した、フォンテーヌの寓話(イソップの寓話とほとんど同じ)の歌曲をやります(といってもこんなやり方はあまり誰もしないだろうと思うので、楽しみに)ので、その構成を相談しました。
他にも、mingleやJ.P.S.のライブやコンサートも来月、再来月にあるので、様々な「その後」のプロジェクトが、この作品の大詰めを迎える時期に始動しています。
いつもの事だけど、こうやって毎日演奏して居る間よりも、公演が終了して数日後、きっと電車や風呂に入っている様なときに、頭の中にもう弾かなくて良いのになんらかの曲がループして鳴り続けたりするものです。
他の曲の練習をしなくてはならないはずなのに、、、。
前述の単発のコンサートとは別に、4月のGuys & Dollsの準備も具体的に来月中旬からはすぐに始まるので、電車の定期券はそのまま継続だからいつでもBic Cameraに行けるということで期待しているんだけど、公演中には、昨日世界的に発表になったiPadの実物を日本でも見られるようになるのでしょうか、、、。
ところで、僕らが今どんなに高い場所で演奏しているかを一発で分かりやすいように演奏場所に昇る移動式階段の写真を撮影してみたけど、やはり「舞台裏」の情報なので、公開は制限されました。
階段を何段上ってたどり着くかだけ、文章で記録しておこう。
明日数えます。
ずっと揺れながら弾いていたので、最初は面食らったけど今じゃ慣れて、逆に就寝中に地震が起きてもあまり気づかない体質になってしまったけど、あんな場所で演奏するのもきっともうほとんどないだろうから(再演があればまたありうるけど、どうなんだろうね、、、、)あと二日間、事故のないように最後の「雪降らし」まで安全に務めます。
楽屋の冷蔵庫も、意識的に酒のつまみもアルコールも整理されてすっかりきれいになってきました。
今回はほとんど男性ばかりだったので初日の差し入れ以外はお菓子は皆無で、個人的には実にありがたかったです。
アルコールと、酒のつまみで、終演後一時間はいられたので、すぐに帰る日もあったけど、なかなかポジティブな会話の多い楽屋であったので、楽しかったです。
4月もまたここに一ヶ月「逗留」するので、また新たに出会うミュージシャンたちとの乾杯を楽しみにしていたいと思います。
冷蔵庫がきちんとあるので、心配せずお菓子以外の食い物は大歓迎です。
電子レンジさえ、廊下を20歩も歩かずにあったりしましたしね(爆)
そう、シャワーもテレビもネットもできたから追い出されなければ狭かったけど寝袋を持ち込んで住んでも良いと思いました。
あ、ピアノだけなかったんだ。劇場に、、(爆)
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● COMMENT ●
りゅうさん
私自身、ミュージカルは初めてで、生演奏の素晴らしさが本当に印象的でした。
また、機会があれば同じ舞台で聞きたいと思っております
ps.私もシーポスのハンガリー、くすっと笑ってしまいましたよ(笑)
感謝です
そうですか、ちゃんとツボでしたか、、。
良かったです。
この作品と長いつきあいでしたが、ついに明日に終わりますが、たぶん、終わった後、記録として残す譜面についての修正が残っているかもしれませんのですぐには離れられないとは思いますが、通常「情」の部分で仕事をしていることの多い自分ですが、さすがに歳をとってきたので、明日のフィナーレでもたぶん冷静でいるし、涙はでないと思います(爆)
そんな感慨より、とにかく、事故のないように最後まで終わること(装置のばらし、楽器の搬出も含む)を切に祈っています。
ミュージシャンも最初から最後まで実に協力的に一緒にアンサンブルをしてくださったので、バンドマスターとしては、これほどの幸せはありません。
また4月のGuys and Dollsや、6月のCHICAGOを観にきていただけたらと思います。
あとよろしければ、他のコンサートやライブにもどうぞ。(#^.^#)
はじめまして
いつも楽しく拝見させていただいております。
素人にもわかりやすく楽曲解説していただいて、興味の幅が拡がっております。
そして今回恐れ多くもコメントさせていただいたのは・・・
密かにお気に入りだった
【ハンガ】リーの~♪
について触れていただいたからです 笑
河合くんシーポスが、意外にあっさり歌うのに対して、戸塚くんシーポスは、【ハンガー】強めだった気がします・・・
なによりこのシーン、小道具まで使った壮大な?ダジャレなのに、会場が妙に静かな所がわたしのツボでした 笑
SHE LOVES MEもついに明日で終わりですね。
私もつい先日、最後の観劇を終えました。
あのほんわかした独特の雰囲気が大好きで、離れがたく泣いてしまいましたが・・・
出演者の皆様が居心地の良い環境だったから、観客にも伝わってきたのですね。
その日はちょっと視点が高い席からみたので 笑
8時の曲(こう書くと別のものみたいですがι)が始まる直前、白石様のお背中、めちゃめちゃかっこ良かったです。
この曲、ジョージの歌とオケが追っかけっこしている雰囲気がたまりませんですね。
あの素敵な空間をありがとうございました。
再演を~♪
お待ちしていま~す♪
(長々失礼いたしました)
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生演奏でミュージカルを観ることが出来るのは、全国的にもやっぱり東京が一番多いのです。
日本で一番大きな組織である某ミュージカル劇団でも地方の劇場では録音だったりするわけです。
そういう仕事に関われることを誇りに思い、これからも、ミュージカルの良さに目覚めていく方たちを増やしていきたいと思います。
4月の公演もよろしくお願いします。
そして、僕がミュージカルじゃない分野でやっているコンサートやライブ、CDやiTunes Storeで配信されている音楽も聴いて頂けたら光栄です。