右脳左脳 - 2007.10.29 Mon,18:17
最初に見ると時計回りなんだけどずっと見ていると、ころころ変わる。
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体育館も大事な場所 - 2007.10.21 Sun,00:40

この写真はかなり昔、神奈川県の藤沢市の方にトランペットの津堅直弘さんと訪れたときのものですが、、。
僕が作曲し、去年の秋に初演を迎えた人形劇団のむすび座の“ジョディと子鹿のフラッグと”は、公演の多くがこういう場所です。
僕がたまにかかわるミュージカルの公演場所の様に毎日条件が同じというわけではなく、日替わりで場所も変わるし、天候にとても左右されます。
雨の日は打ち付ける雨音で最初から万雷の拍手状態だろうし、灼熱の時もあれば今の季節は、冷凍庫みたいな時もあるでしょう。
だから、音響も照明のこともかなり過酷(専門のスタッフがいるわけではなく、出演者達がみずから仕込んで操作している)ななか、上演しているのです。
しかしながら、観客のほとんどが子供達という状況はこちらが予想もしない反応があってあらためておもしろいものだなと感じました。
自分で弾くことのある場所というだけでなく、これからは、僕の作品がもっとも演奏される回数の多い場所にもなるということになり、前とは違う場所に思えてきました。
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生きた五線譜 - 2007.10.17 Wed,10:26

軽井沢の友人の別荘のダイニングルームにいました(爆)
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んま〜 - 2007.10.17 Wed,07:28
“ジョディと子鹿のフラッグと”試演会 - 2007.10.16 Tue,23:33

たしか作曲を本格的に始めたのは1月からだったと思うが、初めて一昨日の日曜日に名古屋の郊外のホールで「公開リハーサル」が行われた。
写真は全くその日の事とは関係ないが(爆)、鹿と熊という重要な登場人物の温泉の粉が売っていたので買ってしまった。

試演会であぶり出されたいろんな問題点を検討し、明日から「小学校仕様」のリハーサルが開始され(もちろん昨日も今日も作業は続いているが全体のという意味)、劇場公演はたしか、来年初頭に東京方面、そして満を持して名古屋では三月に行われるらしい。
それまでには色々変わっていくだろうし、変更に対応できるように今回は「生演奏の録音」という手段を執らなかった。
自分の経験としても、自作自演のものとは次元が違って、歌ったり動いたりする相手がたくさんいるわけで、単に情景を表す劇音楽とは違って、半分はミュージカル風にも作られているので、音楽を考えて譜面にすること、それを、役者達に教えること、そして実際に本番で鳴る音楽を音にすることという作業を一人でやってきたわけで、とても忘れられないものになった。
やはり大学の頃に演劇を専攻したこと、Musicalをたくさん経験したことは、自分の世界観に影響を与えているのだろうし、数年前に“セロ弾きのゴーシュ”を書いて以来、作曲をするということが自分のアイデンティティにとって演奏すること以上に比重を占めているかもしれないということも同時に実感した。
しかし人形劇は大変だ。
自分が普段関わるミュージカルは役者と別にスタッフがいる。
彼らは基本的にすべてのことを自分たちでやるし、第一人形を活かすためにとても無理な体勢で僕の書いた歌を歌わなくてはならない。
しかも、ミュージカルの様に、常にマイクが体にくっついている訳ではないから、試演会でも独唱者が舞台の奥に行ったときにどうしても声が遠くなって聞き取りにくいということがあちこちにあってその問題点をこれから様々な会場でやっていくことにおいてどう解決するかは、歌の上達うんぬんとは関係ないところでもっとも気がかりなところだ。
音そのものもまだ試行錯誤しており、とりあえず19日の初演まで名古屋のホテルでいじくり倒してみるし、たぶん帰って来ても細かい修正は来年まで続くだろう。
そのうち、都合が合えば、生演奏での上演も視野に入っているようだから、それはまたイメージが変わるだろうし、作品が一人歩きできるまでは相当子育てに時間がかかりそうで、もっと試演会では、達成感によって号泣でもするかと思っていたがちっともそんな気にはならなかったのが拍子抜けと言うより、問題点があまりに多くてとてもじゃないが、まだ出来た実感がまるでない。
さてどんなスタイルの音楽になったかは、一般公開される来年(それまでにはもっと歌も上手くなっていると思うし)をお楽しみに。
来年の今頃は、自分の作品としては過去もっとも演奏回数の多い作品になっているだろうから、納得いく音楽にしたいと思います。
日曜日の試演会には、はるばる東京圏からも何人も駆けつけてくれた人がいて、感謝でした。
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ハイドンのTrumpet協奏曲の1楽章を48回弾いた(爆) - 2007.10.11 Thu,10:32

昨年はアマチュア限定部門ということで、記事も書いたが、今回は音大生限定のもので、必ずトランペットを勉強する人が必須とされるハイドンの協奏曲の第一楽章が一次予選の課題曲だった。
自分は、公式伴奏者として、48人の出場者全員と共演したが、まさか一日で48回も弾くことになるとは(爆)
まあ普通の演奏会とは違って発表会とかこういう催しの時は一日中というのはよくあることで、時間そのものは(今回は10人でだいたい50分で、10分休んでまた次のグループという風に進んでいった)もっと長い経験があるから(爆)、耐久性には自信があったけど、同じ曲を48回というのは、まあmusicalのオーディションでかつて経験したことはあったに思うけど、そういう場合も曲の一部だったりするからちょっと比較にならない。
感想を言うと、全体的に僕が学生だったころに比べたら、みんなの水準はすごく上がっていると思うけど、今回は「こいつは根本的に違うなあ」と48回の中で「目覚めさせてくれた」人はほとんどいなかったので、ちょっと自分で回数を重ねるごとに気合いが入っていった情熱の割にはちょっと食い足りなかったなあ。
去年のアマチュアの時の方が、新鮮な驚きをもって弾けた。
専門に勉強すると言うことと、この古典を「ミスなしに」演奏するということ以上の事を表現しうる力というのは、実はとても難しいことなんだとおもいました。
ハイドンの曲に潜むハイドンのしかけた様々な面白さにみんな気づいてないと本当に思いました。
これは、その当時、半音階が演奏できない構造だった(自然倍音のみ、つまりピストンやロータリーがついてなかったから直管)トランペットが、他の楽器同様に一オクターブの12個の半音を演奏できるように、管に穴を開け、クラリネットやサックスの様にキーをつけて成立した、キートランペットのために書かれた画期的な作品であり、今じゃ当たり前の転調とかパッセージが、如何に感動的に演奏されたかということを思い出さなくてはいけないのだと思う。
おもしろいことに、主題は全部ダイアトニックで出来ている。
それが転調は属調、平行調、下属調に行くのだけど、こんなのピアノだったら誰も意外に思わないが、それをこの楽器はそれまで一本の楽器でできなかったわけで、その転調のおりに、半音で進むパッセージがあるわけで、なんとまあ、この「新しい楽器」の性能を駆使した技をこれほどまでに簡潔にしかも喜びをもった音楽を書けたのか、すべてのトランペット奏者は、この曲とフンメルの協奏曲に、もっと感謝しなければいけないのだ。
それ以降、この「息漏れ」の構造より、効率の良いピストンとかロータリーを備えた現在の楽器ができあがって、キートランペットは廃れたのだけど、トランペットの音楽の歴史の分岐点になっているこの曲は、一日で48回弾いてもちっとも飽きなかった。
もっとみずみずしい若い演奏でもっとおもしろく弾きたかったとは思う(爆)
みんな本当に上手だったから、不快な感じは一切なかったんだけどね。
やるべき事をやったから点数を稼げるとは思わないで欲しい。
***
写真と本文は関連性がありません。
以前ヒョウタンツギに見えるやつを写したけどそれの親戚かな。
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良く来たね - 2007.10.10 Wed,15:54

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Viva Musical2 - 2007.10.10 Wed,15:47

そこのホールの自主事業で、5月にジキル&ハイドの名古屋公演でお世話になった指揮者の西野淳氏の紹介で、四人のすばらしいシンガー達と西野氏が企画構成司会を務めたミュージカルのナンバーのコンサートに出てきました。
出演者は、全員愛知県のご出身の方々でした。
河崎麻栄(岡村麻未さんという名前で東京では活躍されていますが、地元なのでご本名でした)さん、岩本やよいさん、永見隆幸さん、佐野文彦さんというそれぞれ、とても水準の高い(全員初対面だったのですが、びっくりしました。僕がたまに関わるMusicalの団体ではお会いしたことがなかったので)歌唱力の方々だったので、実に充実した仕事になり、楽屋や打ち上げでも仕事を忘れ、何年も一緒にやっていたようなユニットのような心の交流ができてたのしかったです。
それと、西野さんの選曲が実にすばらしく、僕の知らないミュージカルナンバー(どちらかというと最近の作品が多かった)も多く、それぞれ実際に彼が棒を振っていた曲がほとんどで、解説や上演当時のエピソードのお話も舞台上で初めて聞いて「観客」として楽しみました。
先日も埼玉オペラ協会でも司会がなかなかおもしろかったし、ちゃんと原稿をきちんと書いたトークというのは無駄がなく僕のようなフリートークしかしないやり方には脱線だらけなので反省しました(爆)
前日の正午過ぎからリハーサルが合ったのですが、会場に近づくまで、自分としては、初めて訪れるところだと思いこんでいました。
しかし、建物が見えてきたとたん、ここにかつて一度猛暑の夏に訪れた記憶がよみがえってきました。
そうです、2000年の夏に行われた“ザ・キッチン”というミュージカルの公演だったのです。
完全に来たことを忘れてました(爆)
その偶然は実はこの記事の一つ前の埼玉オペラ協会のコンサートに誘ってくれた会長が、このミュージカルのなかで「コック長」を演じていたわけで、この一週間の流れはいろいろな偶然とご縁を感じました。
打ち上げに行くときもびっくりしっぱなしでした。
だって、まったく月の明かりしかないような田んぼのなかにぽつんとたっているお店に連れて行かれたからです。
今回集った人数は多すぎないわけだしとても個性が際だつ感じがあって、これをパッケージにして売れたらいいのにねと話をして帰ってきました。
な、なんだって? - 2007.10.06 Sat,19:01

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埼玉オペラ協会オータムコンサート07 - 2007.10.03 Wed,00:01

現会長の宮本聡之氏は2000年に初演されたミュージカル、「ザ・キッチン」でコック長、そしてその後二度上演された「キャンディード」ではチャーミングなブルガリア国王やもろもろの役を演じていた関係で両方の作品で稽古ピアノをした時に知り合ったのです。
だからリハーサルで弾いたことはあっても舞台で共演したことはなかったわけで、今回は彼と彼の所属する団体のメンバーと知り合って一緒に音楽をすることができわけです。
前にもキャンディードの出演者の一人の門下の声楽の発表会を手伝ったことがありますが、個人的なつきあいをすると、またマスで動いているときの仕事とは違う魅力を発見するものです。
今回も司会のうまさ(原稿の作り方という意味も)に感心しました。
意外なことに埼玉や神奈川、千葉という場所で演奏する機会というのは東京に比べて極端に少ないわけで、そういう意味でもいろんな人に知り合えて楽しかったです。
記事と写真はいつもの通り全く関係ないけど、歌っている感じがあって良いかなと載せました。
きっと息は爽やかなのだろう(爆)
シエナ07Sep.び~た日記6 - 2007.10.02 Tue,00:08

もうあれから一週間近くたってしまった。
23日は新潟の長岡、そして翌日は長野の松本、そして最後は栃木の足利と、これまた結構大変な移動でしたが、毎日リハーサルと本番で気づくことも多く、熱心な観客とともに最後まで熱狂的にコンサートは続きました。
僕はシエナの団員でもないし、その土地その土地の主催者の人たちの思いを直接は存じません。
継続的に訪れている場所や今回初めてというところであってもそれぞれにカラーがあって全八回は全部違う演奏、とクールに思うものとはちょっと違って、そのたびに高揚し消耗し(爆)、また翌日生まれ変わってまた新たなエネルギーを生んだような旅でした。
この写真は、“前奏曲、フーガとリフス”の独奏クラリネットを吹いていらした中村めぐみさんの足下にあった楽器を立てるスタンドですが、どうも驚くピノキオみたいに見えたのでリハーサルでもう他の人たちが全力疾走状態で吹いている時に一人しゃがんで写してました。すみません。
シエナの来年の一月末から二月にかけてのツアーでも“リフス”があるのですが、残念ながら僕はスケジュールが合わず、弾けませんが、来月にまた佐渡裕+シエナのレコーディングにおつきあいすることになったのでメンバーのみなさんにお会いできるのを楽しみにしています。
お世話になりました。
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ハンナのかばん - 2007.10.01 Mon,23:47

録音といっても今現在自分の書いているものではなく、上田亨さんという作曲家のものだった。
新鮮だったのが、通常よく使うスタジオではなく、渋谷に新しくオープンしたミディアルタという会社のスタジオに初めて行った。
新しいというだけではなく、最新のセキュリティーシステムが全館に渡って施されており、エレベーターでおのおのの階に入るにはその階専用のIDカードがないと入れなかった。
つまりトイレに行くにもカードがないとオートロックで閉め出されてしまうということだ。
写真は6階にあるスタジオ。
なんと調整室はこのフロアではなく、4階にある。

すぐ近所がNHKの建物があるところだ。
そしてこの部屋自体にかなり残響があって、ヘッドフォンを通さなくても十分気持ちよく弾ける。
ピアノはたしかYAMAHAのS6だったかな。
なかなか良かった。
今回の編成はピアノとヴァイオリンだけという珍しいものだった。
でも音符は編成が小さいだけに(爆)、なかなかこの手の仕事(詳しくない方に説明すると、こういう録音は当日スタジオに行って初めて譜面を渡されて一回リハーサルをしたらすぐに録音が開始されるから極度に複雑な譜面ではないことが多い)からすると、音符の数が結構多かった。
だから、一枚目の写真でわかるとおり一応ヴァイオリンとピアノの間に「しきり」があるのだ。

三枚目の写真(おのおの突っつけばでかくなる)にあるとおり、他のフロアにある調整室の様子がなんとプロジェクタで壁に照射されているのには一同びっくり。
作曲家を含めみんな携帯で写真を撮りまくっていたし(爆)
そうなんです、まだオープンして間もないらしく、録音としては二度目の使用だったらしいです。
内容は「ハンナのかばん」というアウシュビッツに関係したストーリーのお芝居だそうです。
演じるのは大阪の劇団で、「劇団コーロ」と言うそうです。
もうこの記事が投稿されたときは初演は終わっているけれどもまた再演の機会があって、予算的に少し余裕があるときは生演奏でもやりたいと言われ、それはまた楽しそうだなと思いました。
そうなんですよ。
こういう仕事ってだいたい録音に参加するけど、その「結果」ってほとんど観たことがない(爆)からたまには観てみたいとも思います。