ケンツビッチ音楽祭@東京音楽大学芸術祭2011/10/29 - 2011.10.31 Mon,13:48
ケンツビッチ音楽祭@沖縄が最高の盛り上がりで終了しました(再々投稿) - 2010.08.18 Wed,10:08
これは、東京で行われたこの演奏会の沖縄版です。
http://tpyakko.web.fc2.com/
が、正式なページです。
東京では津堅さんの在京のお弟子たちがでていましたが、今回Ensembleでは地元の津堅チルドレンもたくさん出ました。
これは、津堅さんの定年をお祝いする会でもありますが、沖縄では、沖縄のトランペットキャンプ(津堅さんの主宰するセミナー)の25周年記念事業でもありました。
実際の出来事の詳細については、この記事以降、というか、この記事の後から、連続して投稿してあります。

■時間 14:30開演 (14:00開場)
■会場 浦添市てだこホール
■料金 全席自由席 一般 3,500円 大学生以下 2,000円 (当日500円増し)
■主催 ケンツビッチ音楽祭 in OKINAWA 実行委員会
■後援 沖縄県吹奏楽連盟 ・沖縄タイムス ・琉球新報
■協力 (株)グローバル ・ (株)スーパーキッズ
■プログラム(予定)
(司会:安谷屋 眞理子)
◆第一部 ~ソリストの競演~
・祝典ファンファーレ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (Tp15)
・『FANTASY~for Hiroki Tochimoto~』・・・・・・・・ ソリスト : 栃本浩規(Tp)
・『島鳥(しまんとぅい)~for Jun Sugawara~』 ソリスト : 菅原潤(Piccolo)
・『Ballade』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ソリスト : 箱山芳樹(Tb)
・『神話』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ソリスト : 神代修(Tp)
◆第二部 ~アンサンブルの魅力~
・『胃腸薬の主題による4つの変奏曲』 ・・・・・・・・・・(Tp5)
・『奇想曲』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(Tp5)
・『10本のトランペットのための幻想曲』・・・・・・・・(Tp10)
・『鮭』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(七重奏)
◆第三部 若き音楽家たちへ ~ケンツビッチ祝祭管弦楽団~
指揮者:マルセル・ケンツビッチ
・『LEGEND』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ソリスト:外囿祥一郎(Euph)
・『トランペット協奏曲』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ソリスト:宮本弦(Tp)
■出演者(予定)
津堅直弘、栃本浩規(Tp)、神代修(Tp)、宮本弦(Tp)、菅原潤(Piccolo)、箱山芳樹(Tb)、
外囿祥一郎(Euph)、白井篤(Violin)、永峰高志(Violin)、坂口弦太郎(Viola)、
西山健一(cello)、吉田秀(Contrabass)、白石准(Pf)、
ケンツビッチ祝祭管弦楽団、その他沖縄在住Tp奏者多数出演
※出演者は変更になる場合がございます。
ケンツビッチ音楽祭in沖縄の打ち上げパーティで - 2010.08.17 Tue,23:21

コンサート後、ホールの中で、パーティーが行われました。
津堅さんもスピーチします。
僕も普通にカメラを構えました。
しかし、様々な先生の話(ラッパを始めた中学から、高校、と続き、というか、その時代の先生たち勢揃いでした)が続き、NHK交響楽団に入団するにあたって骨を折ってくれた沖縄の先輩の祖堅さんの話になった時のことです。
津堅さんが、スピーチに詰まり、泣き出してしまったのです。
まだお酒はほとんど入っていません。
僕もつきあって何十年になりますが、初めてでした。
だから、カメラを構えていることが悪い気がして、しばらくそのままでいました。
しぼりだすような声で「祖堅さんは本当に恩人です」と言ったところで万来の拍手がおきました。
これは、東京でのコンサートの時にも二人がいましたのに、それとは明らかに違いました。
あとで、場所を変えて飲み直しているとき(あとできっと記事にする)、祖堅さんに訊きましたら、やっぱり祖堅さんも、津堅さんが涙を流しているのは見たことがないとおっしゃってました。
きっと、この二人の中には僕らの知らない色々な事があって、今に至るのでしょう。
なんか凄いものを見た感じがしました。
でも、スピーチは本当に津堅さんの知られざる半生を説明してもらって本当に感動的なものでした。

もちろん、粟國さんも。

左から、神代(くましろ)君、唇を切ってもすごい演奏をした宮本君、トロンボーンの箱山さん、ピッコロフルートの菅原さん、そして栃本君でした。

左端が祖堅さん。

皆さんお元気です。学ばなくては。
左端は津堅さんが高校生の時の校長先生の名度山先生です。
プログラムに特別寄稿をしていただき、今は沖縄県の吹奏楽連盟の顧問をされていますが、スピーチの間中背中はまっすぐで、本当に80を前にした方だとは思えませんでした。

彼は僕の事をジャン=ピエール・ブランシュと呼びます(爆)
ピエールは石で、ブランシュは白だ。ブランでも良いぞ。
准をJeanにすれば、フランス人の名前になるのだ。
だからずっと僕の事をジャン=ピエールとこの後の飲み会でも呼んでた。
ロシア語でのBelokamensky(Nikitinが名付けた)と同じだ。

初日に僕を迎えに来ていただいたのも彼だ。
なんでも、前日は色々このために色々仕事があって、寝てないそうです。
きっと他にもそういう方々がいらっしゃるから成功につながったのでしょう。
この周りの美少女たちは、慶田盛先生の娘さんたちだ。
右がお姉さんの高校生のしおんちゃん。(漢字は訊かなかったから詩音ちゃんとか予想で書かない)
そして左がなんと、小学生の、ねむちゃん。(こっちも音夢とか予想して間違えたら嫌なのでひらがなで書く)
さあ、またこの直後に山将に行きましたよ。
僕もパーティーの肉はあまりにしょっぱかったので、旨そうに見えたけど山将のラフテーを楽しみにしていたので途中から何も食わずに我慢していました。
(続く)
ケンツビッチ音楽祭in沖縄 開演後 - 2010.08.17 Tue,10:21

津堅さんが舞台袖にいました。
実は僕も前の記事で、安全ピンに助けられたのですが、津堅さんも蝶ネクタイが壊れてしまい、安全ピンのお世話になっていました(爆)
しかし、ステージマネージャーの多戸さんってどれだけ安全ピン持ってるのだろう。

ホールに入った時とこの時しかほとんどお会いできませんでした。
きっといろんなところを走り回っていたのだと思います。
総勢百人以上の出演者の交通整理はさぞかし大変だったと思います。
ほかのみなさんそうなのですが、裏方もやりつつ、演奏もするって、本当におつかれさまでした。
演奏している姿は、ここにあります。

今回は、トロンボーンが箱山さんだったので、特に写すべきだったのに。
でもきっと誰か撮っているだろうから、それをもらったらまた公開しましょう。
いよいよ「鮭」の演奏が迫り、舞台袖でスタンバイしているころです。
そして演奏が終了しました。
今回チェロは前回の様に藤森さんではなく、西山健一さんでした。

独奏、アンサンブル、そして協奏曲と、東京の公演と同じく、豪華な演目で終演しました。
全部で3時間半くらいかかりました。
(打ち上げに続く)
ケンツビッチ音楽祭in沖縄 開演前その2トラブル発生(再投稿) - 2010.08.17 Tue,09:58

実は本番直前やばいことに気づきました。
そうです、カフスや付けボタンを家に忘れてきたことに気づいたのです。
こまったときのステージマネージャーで、多戸さんにSOSを出したら、早速安全ピンをたくさん出してきて、このように袖を留めてもらったのです。
留めたのはそうだ、地元のトランペットの人たち。誰か撮ってたけど両手と胸に三人も人だかり(爆)


これで遠くから観てもわからないだろう。

結構おしゃれかな(爆)
実は、首のところのボタンも着る時に飛んじゃってたんです。
最悪。
ということは、ボタンというボタンがズボンの中に隠れる所以外全部なかったのです(爆)
ちなみに畳だったからここで大の字になって携帯からtwitterに書き込んでました。


ケンツビッチ音楽祭in沖縄 開演前 - 2010.08.17 Tue,07:46

当日になりました。
暑いぞ。
移動中の一こま。
昨日もそうだけど、道路にやたらシーサーがある。

今日もいい天気。
近くに美術館もあって、空間を贅沢に使っていて、ホールの建物は実は湾曲している形になっています。

大ホールでは高い音を出すためにラッパ吹きが力み、小ホールではマッチョが力んでいる一日になります(爆)
だからこの場所は、今日は「力みホール」です。
そういえば、昨夜はリハーサル室(オーケストラのリハーサルができるくらいの天井の高い広い部屋が地下というか一階なのかな、そこにある。たぶん今日はそこがオーケストラの楽屋になっているはず)で練習をしたのですが、ホールでは清水ミチコさんのコンサートをやっていました。


初めて会ったとき(2003年)は高校生だったのにもう今は沖縄に帰ってきていて高校の先生だそうです。
なんか両方とも沖縄の名前って感じですてき。

始まる前の一角にはこんなに荷物が。
トランペットの人たち全員、楽屋に収まったのかな、、。

リハーサルはプログラム順で、ファンファーレから独奏に続きますが、先にオーケストラのセッティングをしておかなければならないし、大変です。
僕は9時にホテルを出て、9時半くらいにはホールについていましたが、合わせは10時半からなので、きっとセッティングは9時からやっていただろう、準備も大忙しでした。
孤軍奮闘しているのは、ステージマネージャーはなんとNHK交響楽団の多戸章人さんです。
彼が前回の東京の時も今回もいらっしゃっているのです。
しかもかれは数日前までNHK交響楽団のアメリカツアーに帯同していて、まだ時差ぼけがとれない中がんばっていたのです。
彼は、有名なチューバの多戸幾久三の息子さんで、実は若い頃津堅さんのお弟子さんでもありました関係でお手伝いしているのでしょうが、今回の様に沖縄のアマチュアトランペット奏者が多数裏方を支えている中、プロ中のプロが全体をしきっているのは実に頼もしく、東京も沖縄も本当に円滑に進みました。


でも朝ホテルで食い過ぎていたので(確かに朝も必要以上食ったけど、体調は前日の夜飲み過ぎていたし、が正しい)、この時点では昼ちょっと前に撮ったのですが、実は食べたのは「鮭」が終わった後、17時頃でした(爆)。
さりげなく、やっぱりゴーヤチャンプルが入ってるね(爆)

これは粟國さん(以下の写真に勇姿があります)の計らいだね。

最初にこの三人(一番右の低音部を担当しているのがくだんの粟國さん)が吹き出して、エコーの様に、両側の舞台袖で後で出てくる写真(ファンファーレの出演者)の通り、十数人の人が客席に向かって後ろ向きに演奏していて(撮るの忘れた)この後両袖から多数のトランペット奏者がでてきます。
もう一人歩いてきてるね。

そう、先月の山猫合奏団のツアーの時にいろいろお世話になりましたが、そのときはラッパを吹いている姿はなかったからこれは貴重な写真です。
ちなみに、粟國朝厚(あわくにともあつ)さんだから、トミーとかトムとかのハンドルネームをお持ちで、ジャズを吹かれる時には、粟の英語のmilletをつけて、Tom Milletと名乗ってみたそうです。
そして検索したら、なんと同名のアメリカ人のジャズトランぺッターが存在するそうです(爆)


中央にいる多戸さんの指示で、ピアノを運んでいるのもホールの人ではなくトランペットの出演者たちです。
もうリハーサルが始まったら、血の巡りが良くなって(twitterでリアルタイムには言ってた)前日の鮭が戻ってきた感じで、弾けば弾くほど頭がぐるぐるしてた。

もしかしたら建物が扇型になっているのが原因かと、、。
でも実際の眼で見る方が歪んでいます。カメラだと広角度が違うからね。
でもほかの楽屋はそうでもなかった。

片一方はちゃんとしてるのに、、。
(追記に続く)
ケンツビッチ音楽祭前日のリハーサル後 - 2010.08.16 Mon,08:09
ケンツビッチ音楽祭のリハーサル(8/14)が終って外に出ると、もう夕闇の世界でした。
一番左に見える塔はたぶん、併設されている美術館です。
もっと奇麗だったんだけど撮影のテクニックがないからこんなにしか映らない。
でもこのホールはこういった空いた空間がたっぷりある場所でした。
夕闇は映画にもあったけど、本当に一瞬のマジックアワーだね。


なんでもテレビで紹介されて以来お客の数が半端じゃないくらい押し寄せたり、名物のラフテーの通信販売(数ヶ月待ちとかざららしい)とかがすごくなって大忙しらしいです。
でも、本当においしいのです。
ホームページはここにあります。
ちょっと前までは店の中を実況中継していたので、かつては、僕が掲示板で騒いである時刻にカメラの前で踊ったりして見た人からリアルタイムで書き込みがあったりして遊んでいましたが、もうアクセスがすごくてパンクするからやめたそうです。
残念。また酔って踊ろうと楽しみにしていたのに。
この日も前日だというのに、もう僕はいつもの通り、記憶がなくなるくらい飲みました。
そして、ここには、また本番の日も来ることになるのです。(次の記事に続く)
ケンツビッチ(津堅直弘)音楽祭が5/16(日)に東京オペラシティーでありました(加筆再投稿)。 - 2010.07.02 Fri,14:17
2月にも記事にしましたが、32年間NHK交響楽団で首席トランペット奏者をつとめあげて2月に御定年で退団された津堅(つけん)直弘氏のN響卒業記念コンサート(演奏者というよりも作曲家としての)が5月に東京でありました。そして8月15日に沖縄であります。
僕もいくつかの作品で日本を代表するプレイヤーの方たちと共演しました。
5月の東京のコンサートの情報は、http://www.superkids.co.jp/kentsubitsch/にあります。
僕が演奏したのは、初っぱなと二部の最後
『FANTASY~for Hiroki Tochimoto~』ソリスト :栃本浩規(Tp)
・『島鳥(しまんとぅい)~for Jun Sugawara~』ソリスト :菅原潤(Piccolo)
・『Ballade』ソリスト :新田幹男(Tb)
・『神話』ソリスト :神代修( Tp)
◆第二部 ~アンサンブルの魅力~
・『鮭』(七重奏)
です。
昔からの馴染みの方たちもいらっしゃるし、今回初めての独奏者の方々もいらっしゃるし、それぞれに高揚させていただいて楽しく出来ました。
すべての出演者が津堅直弘という一人の音楽家への親近感と尊敬、なんというのだろう、あんなに暖かい雰囲気の大きなコンサート(小さいものは何回か経験あるけど)はなかなかないし、プレイヤーであり、作曲家である一人の音楽家のすべて自作による独奏からアンサンブル、そして協奏曲のコンサートというのはクラシックの管楽器奏者に限って言えば後にも先にもないでしょう。
その場にいたことを一生誇りに思います。
鮭を弾き終わった後、なんかこういう事はほとんど無いけど、万感の思いがこみ上げてきました。

もう一回沖縄であると思うととっても楽しみです。
8/15(日)てだこホール(沖縄県浦添市)で15時開演です。
あとてだこホールの予定表がありました。(PDF)
てだこホールのサイトはここです。
津堅直弘氏還暦祝賀会 - 2010.02.15 Mon,13:13

会場は、新宿のハイアット・リージェンシーホテルでした。
そう、かつて晩餐会の仕事で弾いたあの部屋です。今回もその時の仕掛け人、大島健太郎君がいわば今回の舞台監督でした。
偉い人たちのスピーチに依ると、N響で33年間首席の位置に居たトランペット奏者は彼が初めてだそうで、驚くべき事ですね。
その会には門下生や関係者数百人が集いました。
ということは、演奏はなかったけど、もし全員が楽器を持ってきて吹いたとしたら大変なことになったということですね(爆)
僕も初めて伴奏をさせて頂いてから、途切れることなく、The Trumpet 5やこのブログの中で「津堅」と検索するだけでこれだけでてくる諸々のシーン(もちろんブログ開設前の方が時間が長いけど)でもうおつきあいは20年を超えていますが、彼は学生時代に新星日本交響楽団(現在は東京フィルハーモニーに吸収合併された)に入団し、その後東京フィルハーモニー交響楽団に移籍し、たしか27歳くらいでN響に入ったわけで、40年近く一番トランペット(交響曲などで、常にトランペットのメロディー(三本束ねていても)を担当すると書けば判って貰えるでしょうか)一筋で演奏し、そして多くの若手の奏者を育ててきました。
N響メンバーを中心とした金管アンサンブルのコンサートで富山県の高岡に行きます - 2009.08.18 Tue,20:29

彼と高岡で演奏するのは2度目ですが、今や着実に評価の高い地位を確立した東京都交響楽団の高橋敦さんがまだ高校生で制服を着ていて当日師匠である津堅さんのお世話をしていた頃以来です(爆)
地元の人は十分ご承知だとは思いますが、高岡文化ホールのアクセスは、ここにありますが、高岡市民会館と勘違いしないでくださいね。
たくさんの出演者があって、きっと編成も大きく豪華だと思います。
僕が出るのは、数人の人がたぶん、楽器紹介を兼ねて独奏をされます。
僕が知っている範囲で、書くと(譜面が送られてきているから分かる。あたりまえだ)
津堅さん(かれが独奏をするかどうかは今のところ知らない(爆))の他には、
津堅門下でまだ卒業して間もない、最近師匠一押しの若いトランペット奏者の
宮本弦さん
当時は学生だったこの時以来の邂逅です。この日は確か共演はなかったので、一緒に演奏するのは初めてです。
ホルンは、東京フィルハーモニーの首席奏者の森博文さん。
ブラス・ヘキサゴンのページに外囿さんと一緒にプロフィールが乗っています。初共演です。
ユーフォニアムは外囿 祥一郎(ほかぞの しょういちろう)さん。
彼とは、かつて二度ほど共演したことがありますが、再会を楽しみにしています。
トロンボーンは、栗田雅勝さん。
津堅さんと同じくNHK交響楽団の首席奏者です。初共演です。
チューバは新日本フィルハーモニーの佐藤和彦さんです。初共演です。
チラシにあるとおり、コンサートの前、二日間それぞれの奏者によるクリニックがあるそうです。
クリニックという言葉は、管楽器・打楽器以外には耳にしない用語ですが、別に医療行為をするのではなく(爆)、吹奏楽をやっているこどもたちへ指導することを意味します。
一日だけの滞在ではないので相当いろんな海の幸そして、美味しいお酒を飲めそうなので久しぶりの遠出と日本のトップクラスの名人たちの独奏との興奮を楽しみにしています。

クリックすると大きくなります。
第6回津堅コンクール@Trumpetアマチュア部門 - 2009.05.19 Tue,14:28

どういう催しかは、すでに二回ほど記事にしたので、こちらと、こちらを参照して頂くとして、ことしは二度目になるアマチュア部門でした。
前回は三年前になるけれども、そのとき同様、このアマチュア部門の課題曲は津堅氏自ら作曲した作品です。
今回は前回より難易度の高い“ファンタジー”という、かつて栃本浩規氏(やはりNHK交響楽団の奏者)の故郷、飛騨高山でのリサイタルのために書いた作品でした。
その初演は僕が弾きましたが、その時以来の演奏でした。
この津堅コンクール、専門家が対象の時は、審査が終わるとそのままお開きで、審査員と関係者たちだけの打ち上げがありますが、このアマチュア部門だけ、会場で懇親会を兼ねた表彰式があります。
そこでは、普段ふれあうことのなかなかない、アマチュア奏者が審査員から個別に講評を聞くことができます。
東京圏のみならず、関西や東海、信州からも(他もいらっしゃったかもしれない)いらしていたみなさんは、みんな活き活きして演奏されていました。
この課題曲は、一度も伴奏合わせをしないで演奏するのはなかなか専門家でもちょっとスリルがある曲なのに、よくぞみなさん30人近く頑張ったと思います。
懇親会の折り、「生まれて初めてピアノの伴奏で吹きました」ということをおっしゃっていた方もおり、やっぱりこういう催しはすごく意義深いと思いました。
中には、かつて僕がアマチュアのオーケストラと協奏曲で共演したときにごいっしょした方もいらっしゃって、なんかうれしかったです。
最高齢73歳まで参加されていて、これこそ、この会のもう一つの意義でもあると思いました。
専門家のコンクールは基本的に30歳過ぎで受験資格を失うものですが、こういう機会に、Lessonにも通い、とても立派な演奏を披露した姿から、入選はしなくても、他の若いアマチュア奏者たちへ、ずっと続けるとこんなに元気ですばらしく音楽を楽しんでいる姿を維持できるというとても良い見本を示されていたと思います。

てだこホールはすてきな響きでした - 2008.05.25 Sun,16:37


今日は、トランペット・ア・ラ・カルトに加えて、いくつかの小品と、沖縄で20年を超す津堅トランペット・キャンプを続けてきた20人近い仲間たちと一緒に、アイーダの凱旋行進曲をやりました。
これはかなり勇壮でした。
客席の盛り上がりもさすが「沖縄」という感じで熱く、終演後CDのサイン会では津堅さんとのCDも僕の作品のCDも持ってきたものは瞬く間に売り切れ、CDのみならずプログラムへのサイン会もすごかったです。
おかげで共演者のみなさんには一枚も余っていませんでした。
お世話になった皆様、ありがとうございました。
2008/5/18津堅直弘トランペット ア・ラ・カルト@福島県いわき市(再投稿) - 2008.05.19 Mon,10:06

前半は、津堅さんと演奏するときにはおなじみの、トランペットの楽器の歴史をたどる(ナチュラル・トランペット、それに木管楽器のようなキーがついたキー・トランペット、そしてドイツの郵便屋さんがもっていたポストホルン、そして現代の楽器とピッコロ・トランペットなどを演奏する)プログラムと、後半は、映画音楽などのポピュラー音楽と、津堅さんの愛弟子、地元出身の多田君との二重奏、そしてそれこそ「ただ友の輪」、やはり愛弟子たち5人による五重奏があり大変盛り上がりました。
写真は、前日の夜、出演者とプロデューサー(津堅さんのこれまた元お弟子さん)たちと行った居酒屋で味わった、わかさぎやししゃもに見える感じだけどいわき名産の「めひかり」という魚です。
唐揚げや焼いたものがおいしいらしい(両方食った)。
2008年の最初の演奏会は松山だった - 2008.01.13 Sun,16:57

20年のお付き合いになるトランペットの津堅直弘氏が准教授を勤める東京音楽大学の校友会の愛媛県支部の演奏会、第4回ハートフルコンサートに弾きに来ました。
僕は東京音大の卒業生ではありませんが、例外的なことだろうと思いますが、これで、宮崎、北海道、新潟に続いて四回目のお供でした。
昨日はトランペットの公開レッスンだったので、自分はやることがなく、夜のリハーサルまでホールの楽屋にも楽器がないらしいので、松山の高校で教鞭をとるユーフォニウム奏者の長谷川氏に学校で練習させてもらいに行きました。
途中、写真の美味しいうどんを食べました。
讃岐うどんというと香川県が本場なのでしょうが、この店だけでなく、長谷川氏はとても美味しい場所を来るたびに紹介してもらっています。
夜はリハーサルのあと、今度はまた長谷川氏に津堅さんとお手伝いの学生さんと四人で松山ではめずらしいそうですが、美味しいそば屋さんで飲みました。
そば焼酎をねっとりとしたそば湯で割って飲みました。
初めての体験でこれがまた旨く、つまみも、そば味噌とかそば豆腐とかたべたことのないものばかりで感動しました。
で、さきほど、演奏会は終わりました。
地元出身の現役の学生さんたちと、卒業生の演奏のあとに、ゲストで演奏させてもらいました。
写真を撮ればよかったけど、トランペットの楽器の変遷をたどるプログラムでした。
ナチュラル・トランペット(ピストンのない直菅で、音階は唇だけで調節する原始的なもの、ゆえに特定の音階しか吹けない)、
そのナチュラルに、フルートやクラリネットの様に穴を開けてキーをつけることによって、半音階が吹けるようになったキー・トランペット、
そして現代のピストンの着いた楽器、ヨーロッパの郵便屋さんがつかっていた、ポストホルン(現代の楽器と長さは同じだけどやはりなにもついてないので、音階も吹けない単純な倍音だけがでるいわゆる信号ラッパ)、
そして高音を出しやすく開発されたピッコロ・トランペットの紹介でした。
全部やったあと、僕が一曲独奏を弾き、その後津堅さんが三曲アンコールしました。
これから打ち上げに行きます。
昨日は今日のことがあるので、あまり飲まなかったけど、今日は津堅さんも(昨日の三倍は飲むぞ)と宣言しておられるので、僕もその覚悟で立ち会います。
今日は夜に仕事の連絡等は絶対にしないでください(爆)
ハイドンのTrumpet協奏曲の1楽章を48回弾いた(爆) - 2007.10.11 Thu,10:32

昨年はアマチュア限定部門ということで、記事も書いたが、今回は音大生限定のもので、必ずトランペットを勉強する人が必須とされるハイドンの協奏曲の第一楽章が一次予選の課題曲だった。
自分は、公式伴奏者として、48人の出場者全員と共演したが、まさか一日で48回も弾くことになるとは(爆)
まあ普通の演奏会とは違って発表会とかこういう催しの時は一日中というのはよくあることで、時間そのものは(今回は10人でだいたい50分で、10分休んでまた次のグループという風に進んでいった)もっと長い経験があるから(爆)、耐久性には自信があったけど、同じ曲を48回というのは、まあmusicalのオーディションでかつて経験したことはあったに思うけど、そういう場合も曲の一部だったりするからちょっと比較にならない。
感想を言うと、全体的に僕が学生だったころに比べたら、みんなの水準はすごく上がっていると思うけど、今回は「こいつは根本的に違うなあ」と48回の中で「目覚めさせてくれた」人はほとんどいなかったので、ちょっと自分で回数を重ねるごとに気合いが入っていった情熱の割にはちょっと食い足りなかったなあ。
去年のアマチュアの時の方が、新鮮な驚きをもって弾けた。
専門に勉強すると言うことと、この古典を「ミスなしに」演奏するということ以上の事を表現しうる力というのは、実はとても難しいことなんだとおもいました。
ハイドンの曲に潜むハイドンのしかけた様々な面白さにみんな気づいてないと本当に思いました。
これは、その当時、半音階が演奏できない構造だった(自然倍音のみ、つまりピストンやロータリーがついてなかったから直管)トランペットが、他の楽器同様に一オクターブの12個の半音を演奏できるように、管に穴を開け、クラリネットやサックスの様にキーをつけて成立した、キートランペットのために書かれた画期的な作品であり、今じゃ当たり前の転調とかパッセージが、如何に感動的に演奏されたかということを思い出さなくてはいけないのだと思う。
おもしろいことに、主題は全部ダイアトニックで出来ている。
それが転調は属調、平行調、下属調に行くのだけど、こんなのピアノだったら誰も意外に思わないが、それをこの楽器はそれまで一本の楽器でできなかったわけで、その転調のおりに、半音で進むパッセージがあるわけで、なんとまあ、この「新しい楽器」の性能を駆使した技をこれほどまでに簡潔にしかも喜びをもった音楽を書けたのか、すべてのトランペット奏者は、この曲とフンメルの協奏曲に、もっと感謝しなければいけないのだ。
それ以降、この「息漏れ」の構造より、効率の良いピストンとかロータリーを備えた現在の楽器ができあがって、キートランペットは廃れたのだけど、トランペットの音楽の歴史の分岐点になっているこの曲は、一日で48回弾いてもちっとも飽きなかった。
もっとみずみずしい若い演奏でもっとおもしろく弾きたかったとは思う(爆)
みんな本当に上手だったから、不快な感じは一切なかったんだけどね。
やるべき事をやったから点数を稼げるとは思わないで欲しい。
***
写真と本文は関連性がありません。
以前ヒョウタンツギに見えるやつを写したけどそれの親戚かな。