劇団昴の「エデンの東」の録音をしてきました - 2011.05.21 Sat,20:47

編成は、Violin,Cello,Guitar & Pianoという小編成なものでした。
劇団昴のホームページに情報があります。
http://www.theatercompany-subaru.com/eden/index.htm
写真は僕の右側の部屋で演奏されていたGuitar。

スタインベックのあの、映画ではジェイムス・ディーンが演じていたあのストーリーです。
観に行けたらいいな。
本多劇場だっていうし、、。
5/28から6/5までだそうです。
実は白石准は下北沢で生まれたのです。もう生まれた産院はレストランなどの雑居ビルになっちゃってるけど。

「炎の人」東京公演のお知らせ - 2011.03.04 Fri,21:57

その中でPianoを弾きましたので再度ご報告、そしてついに東京での公演がまもなく幕を開けるので告知いたします。
池袋サンシャイン劇場で、2011年3月11日(金)~21日(月・祝)
詳しい公演情報は、無名塾のwebsiteにあります。
。
炎の人,ゴッホ,無名塾の公演の録音をしてきました。 - 2010.09.11 Sat,02:56

曲は池辺晋一郎さんの曲で、題材は、無名塾(仲代達矢さんのところの劇団)の「炎の人」の劇音楽である。
(作品の上演情報もそこにあります)
画家のゴッホの話みたいです。
去年、僕はスーラーの話をやったので、同じ画家つながりで、この作品にも興味があります。
是非、本番は観に行きたいと思います。
たしか来年の春ころだと思うけど、そうだとしたら、こんなに早く音楽が録音されるなんてどうなんだろう、めずらしいんじゃないかなあ。

ピアノを弾いている人には良く分かるけど、この間の記事の楽器の譜面台とは違うタイプでしょう。
しかも、艶出しだ(爆)
余談だけど、この日の調律は、橋本ピアノの人で、実はこの間もやっていたCHICAGOの東京公演でもその人だったし、CHICAGOはアップライト二台で弾いていたけど、それは橋本ピアノから借りたものでした。

ヴァイオリンはCHICAGOにも出ていたし、去年は劇団コーロの公演でも一緒だった西田さん、チェロは、苅田さん。
東京都響の偉い人です。
あと、2人打楽器と笛の方がいらっしゃいましたが、彼らとは一度も同じ曲では一緒になりませんでした。
しかし、池辺先生のこの曲に埋め込まれている暗号の話になりましたが、この作品を通じて、オランダ語のスペルで言うところの、Goghに音を当てはめてモティーフが出来ていました。
Gはソ。
Oは休符(爆)
Gはソ。
Hはシ。
つまり「ソッソシ」というモティーフで始まる曲が多いのです。
言われなければ、そして譜面を見なければ分からないような暗号ですが、作曲家は良くそういう手法をとります。
公演が楽しみです。
ハンナのかばん@劇団コーロ:2009年東京公演、生演奏特別ヴァージョン(再再再再再投稿) - 2009.07.20 Mon,11:35

おかげさまで、三回の公演とも予想を超える人数で客席が埋まったようです。
ありがとうございました。
写真は千秋楽終演後、バックステージツアー(この状態はバックではないが)が始まった頃の情景だけど、この位置で弾きました。
ヴァイオリニストの西田氏はちょうどこの裏のステージとピアノの間くらいで弾いていました。
芝居に音楽をつけるという意外と簡単そうに見えるかもしれないけど、実はいろいろタイミングやアジャストに関してはたいそう難儀なジョブにもかかわらず、スケジュールの関係で、音楽班としては、リハーサルは前日の一日だけという綱渡りではありましたが、なんとか芝居を壊すことなくお役に立てたかなという充実感で終わりました。
劇中で二度ピアノと一緒に歌が流れる場面があるのですが、そのうちの一度は歌っている人が舞台上に見えません。
ご覧になった方の中に、ピアノに合わせて舞台袖で歌っていると思われていたので、ここであえて大人げなく(爆)告知しますが、あれは、あらかじめ録音された歌に僕が生演奏でつけて弾いていたのです。
ゆえに、前奏を弾き出した時はメトロノームを見て居るわけでもないので果たして歌が加わった瞬間テンポが合うかどうか、全くのギャンブルだったのですが三回ともまあまあちゃんと合っていたように思いますがいかがだったでしょうか。
打ち上げは初日の土曜日の夜公演の後、吉祥寺の実にディープな「ハーモニカ横丁」の中の美舟というお店でやりました。
千秋楽も飲み会があったようですが、僕は地域のお祭りの警備で二時間従事しなければいけなかったので、参加しませんでした。
この生演奏公演が実現するためには、かなり紆余曲折があったようです。
作曲家の上田亨さんの情熱が後劇団員の方たちを納得させるために二年かかったようです。
僕が普段音楽の生演奏が当たり前のMusicalの世界で芝居に関わることが多いことに比べ、それ以外の音楽が「付帯的」に存在するお芝居の場合、予算を割いてまで生演奏でやることに意義を感じない場合が多いようです。
でも、きっと劇団の人も、この作品を観た人も今回上田さんの書いたすてきな音楽を生で演奏したことの意義を感じてくださったであろうと信じています。
劇団コーロは大阪の劇団です。良い思い出を大阪に持って帰ってもらえたら幸いです。
僕が作曲した“ジョディと子鹿のフラッグと”も、実際にむすび座と生演奏の公演をしたときの役者のテンションは録音された音楽でやっているときと完全に違ったし。芝居(あるいはダンス)と音楽の関係って本当はもっと密なものだと思うのです。
決して聴衆を軽んじるつもりもないけど、やっぱり客席にアピールすることが第一義にあるのではなく、新鮮な風を共演者たちに吹かせてそれによって共演者たちがなにかしらのインスパイアを感じているなと実感する喜びというのは、それが全体としてそれを受け取る聴衆にも化学反応を起こすような気がします。
この喜びは今やっているミュージカルの仕事でも同様だし、僕が20年以上続けていて、7/28日にまた再び訪れるアマチュアの子供たち(大人も居るけど)との共演もその根っこは同じなのです。
音楽をするというのは、相手が音楽家との共演であれ役者やダンサーであれ、それがあるから面白いのであって、こういう面白さに気づかないとするならばもったいないなとはいつも思うのです。
明日はまた渋谷で上演されているSunday in the Park with Georgeに復帰します。
いきなり昼夜二回公演か、、、。orz
でも確かに寝不足だけど、明日のためにリフレッシュする必要があると思って、最初は早く寝ようと思ったけど、昼間に摂ったカフェインが効いてしまい眠れないので、映画のDVDを借りて来て夜遅く見て気分がスッキリした。
題名わすれたけど、戦争映画を撮るのに予算が無くなって、役者はだまされて本当の戦争をしているところに放り込まれるというやつ。たしか「史上最低の作戦」とか書いてあったかな。
内容はおちゃらけているように見えて、Sunday in the Park with GeorgeやCandideと同じように、「自分とはいったいなんなんだ」という問いがテーマのものなのです。
しかしもう二時を遙かにまわってしまったのでいい加減に寝ることにする。
故に、金曜から日曜までSunday in the Park with Georgeの公演は代役の方が弾いていました.
高校時代吉祥寺のそばに通学して以来、もし宝くじが当たったら絶対に日本で一番住みたい場所である、吉祥寺で久しぶりにいろんなものを食って飲んだ三日間でした。
この土地はやっぱり他の場所とは僕にとっては次元の違う愛着があります。
高校卒業時に、生まれて初めてリサイタルをしたのも武蔵野公会堂だし、初めて酒を飲んだのも、ジャズ・クラブのサムタイムだし、初めて牛丼を食ったのもこの土地だったからね。
再投稿の祭には、このストーリーの原作の本を追記に紹介しましたが、僕も当日劇場のロビーで売っていたので買ってみました。
お芝居のこととはちょっと離れるけど、この中に登場する「ふみこさん」がハンナのかばんを通じてハンナについて集めた情報というのは並大抵の労力ではなかったことに感銘しました。
7/18(土)の14時,19時と7/19の14時に東京の吉祥寺にある前進座劇場(こんなところで弾くのは生まれて初めてですし、訪れたのも高校時代、安寿と厨子王のお芝居をここで観て以来だ)で、ホロコーストを題材にした「ハンナのかばん」に生演奏で参加します。
演奏者は二名、ヴァイオリンが、昨年の秋に上演したミュージカル、シカゴで知り合った西田史郎さん、ピアノは僕です。
この音楽については、二年前に記事にしてありますが、ついに生演奏が実現したことになります。
この夏(2009年)の公演でハンナのかばんを生演奏で上演するのは東京公演のみです。
公式サイトの情報を参照してください。
倉林誠一郎記念賞(再投稿) - 2009.06.06 Sat,12:16

僕も何度もお芝居の音楽の録音でピアノを弾かせて貰っていますし、この7月中旬には、劇団コーロというところの「ハンナのかばん」という作品を弾きますが、その曲も上田さんの手によるものです。
その上田さんが、倉林誠一郎記念賞というのを今年受賞されたようで、6/2にその受賞記念パーティーにいって一曲彼のピアノ曲を弾いてきました。
会場は、つい先日に半日の間弾いていた、Space Doでしたが、中央に舞台を作り、参加者は、360度囲みます。
普段とは趣の違うセッティングで新鮮でした。
受賞されたこともすばらしいですが、その日は、一般の観客の方ではなく、主に新劇の関係者、役者さん、音響さん、照明の人たち、その他もろもろの方々が、どうだろう、百数十人集ってお祝いしたことがすばらしいと思いました。
どんなにすばらしい曲であったとしても、それを演奏したりする人に愛されなければ本当の意味でその作品の未来は無いわけで、作曲だけではなく、演奏だって、結果的に観客のみなさんに届けてその評価を問われることは判っていますが、共演者たちに愛されている結果こういうすてきなパーティが行われてそこに参加できたことは光栄でした。
池辺さんを始めいろいろなスピーチでも楽しかったし、彼の書いた曲をいろんな人が歌ったりしました。
この5月、6月はいろいろな作曲家に出会うチャンスが例年より多い気がしますが、やっぱり、他人の曲を弾くということだけではなく、自分の曲を書いていくことの方がなんかおもしろい気がしますね。
上田亨さんの作品(ハンナのかばん)を来月は吉祥寺のそばの前進座劇場で生演奏します。
この日に参加したことで、よりいっそう良い演奏をしたくなりました。
男装の麗人川島芳子の生涯 - 2008.11.26 Wed,12:33
2008年12月6日に放送されたテレビ朝日系のドラマ“男装の麗人川島芳子の生涯”の劇中の音楽(荻野清子氏作曲)でピアノを弾いていました。
もう数ヶ月前に録音しましたが、すばらしい曲でした。
荻野さんは、10月から11月中旬まで上演されたCHICAGOの時に、僕@第1ピアノと一緒に第2ピアノとアコーディオンを持ち替えで演奏していた方です。(赤坂のみ)
彼女は8月のリハーサルからもずっと一緒でした。
そしてパーカッションには、やはり稽古から千秋楽までずっと一緒だった萱谷亮一さんも参加しています。
彼女は現在渋谷のPARCO劇場で三谷幸喜さんの新作の作曲および演奏をされています。
この公演のチケットは発売15分で全公演ほとんど売り切れたそうです、すごい。
彼女のプロフィールについては、彼女がやっている管鍵”樂団!?(かんげんがくだんと読むらしい)のサイトをご覧ください。
彼女以外のメンバーも僕はかつていろんなミュージカルなどで共演している名手たちです。
「肝っ玉おっかあとそのこどもたち」録音 - 2008.01.11 Fri,11:12
だいたいこういう仕事は行くまで、あるいは終わった後も演目がなんなのかも知らないで弾いていたりするもので(爆)、弾いた結果も観たりするチャンスを逸してしまうことが残念ながら多いなのですが、どうやら、ブレヒト作「肝っ玉おっかあとそのこどもたち」という芝居の音楽の録音でした。
てっきり池辺さんのオリジナルかと思いきや、ブレヒトときたら、ワイルという作曲家が思いうかぶけど、パウル・デッサウという人の音楽で、もちろん、オリジナル通りの編成ではなく(今回弦楽器がいなかった)、ピアノと打楽器とクラリネットとトランペットとガットギターというおもしろい編成に池辺さんが編曲したり、場所よってはデッサウのモティーフから自作された転換音楽だったりした。
最初は自分の書いたものを将来的に出版するにはどうしたらよいものかというご相談を池辺さんにしていたので、(通常こういう仕事はリハーサルがなく、当日録音するので、初見で弾ける様に書かれることが常識)録音開始10分前まで話し込んでいたらお弟子さんでアシスタントの人やマネージャーが来て「今回はピアノの音数が多いのですみません」とかいうから焦って楽器のところに行ったら結構普通より譜面が黒かった(爆)
そうか、今年最初の演奏の仕事だったのだが、作業が始まりスタジオ内で「草笛さんが、もうすぐいらっしゃいます」とかという言葉が聞こえ、もしかしてそれは、草笛光子さんのことかなと思っていた(ということは、これは歌の曲だったんだとその時に知った(爆))らやはりその通りだった。
彼女とは前世紀末に上演された東宝ミュージカルの『ローマの休日』で交流があったので、懐かしく思い、休憩中に外にでたら、なんと、別のミュージカルで共演した俳優や稽古ピアノの人にも会ったし、打楽器は自分の卒業した大学でかつてスネアドラムのレッスンを受けたこともあった先生で、ちょっとわくわくした。
残念ながらというより当然のことながら、草笛さんは僕のことを忘れてはいたが(爆)、梅田での公演の際、オーケストラピットが小さいのでキーボーディスト二人だけ舞台上手の奥の部屋でテレビモニターの指揮を観ながら弾いていたことがあり、そのときには出番が近づくと部屋にお越しになり、毎日差し入れの果物やお菓子をいただいたものだったのだ。
公演は今月の終わり頃なので、自分はまた別のミュージカルのリハーサルで結果を見届けることが出来ないとは思うが、なかなかおもしろい感じがしました。

時間が限られているがジャガイモはいくらでもおかわりできるらしい。
ハンナのかばん - 2007.10.01 Mon,23:47

録音といっても今現在自分の書いているものではなく、上田亨さんという作曲家のものだった。
新鮮だったのが、通常よく使うスタジオではなく、渋谷に新しくオープンしたミディアルタという会社のスタジオに初めて行った。
新しいというだけではなく、最新のセキュリティーシステムが全館に渡って施されており、エレベーターでおのおのの階に入るにはその階専用のIDカードがないと入れなかった。
つまりトイレに行くにもカードがないとオートロックで閉め出されてしまうということだ。
写真は6階にあるスタジオ。
なんと調整室はこのフロアではなく、4階にある。

すぐ近所がNHKの建物があるところだ。
そしてこの部屋自体にかなり残響があって、ヘッドフォンを通さなくても十分気持ちよく弾ける。
ピアノはたしかYAMAHAのS6だったかな。
なかなか良かった。
今回の編成はピアノとヴァイオリンだけという珍しいものだった。
でも音符は編成が小さいだけに(爆)、なかなかこの手の仕事(詳しくない方に説明すると、こういう録音は当日スタジオに行って初めて譜面を渡されて一回リハーサルをしたらすぐに録音が開始されるから極度に複雑な譜面ではないことが多い)からすると、音符の数が結構多かった。
だから、一枚目の写真でわかるとおり一応ヴァイオリンとピアノの間に「しきり」があるのだ。

三枚目の写真(おのおの突っつけばでかくなる)にあるとおり、他のフロアにある調整室の様子がなんとプロジェクタで壁に照射されているのには一同びっくり。
作曲家を含めみんな携帯で写真を撮りまくっていたし(爆)
そうなんです、まだオープンして間もないらしく、録音としては二度目の使用だったらしいです。
内容は「ハンナのかばん」というアウシュビッツに関係したストーリーのお芝居だそうです。
演じるのは大阪の劇団で、「劇団コーロ」と言うそうです。
もうこの記事が投稿されたときは初演は終わっているけれどもまた再演の機会があって、予算的に少し余裕があるときは生演奏でもやりたいと言われ、それはまた楽しそうだなと思いました。
そうなんですよ。
こういう仕事ってだいたい録音に参加するけど、その「結果」ってほとんど観たことがない(爆)からたまには観てみたいとも思います。
日本の青空 - 2007.02.21 Wed,01:46
何の題材かはいつもの通りいくまでわからなかったのですが(爆)、どうやら日本の憲法誕生に関連する映画の音楽でした。
編成は弦楽五部とクラリネットとオーボエとサックスとハープとギターとピアノだったかな、なにせ壁や部屋で仕切られているので、知り合いには会ったけど全体はよっぽど詮索しない限りわからないのは日常(爆)
すごく曲数は多かったしピアノ(チェレスタも弾いた)はすべての曲にありました。
大きな配給会社の作品ではないようですが、サイトを見つけたのでリンクしておきます。
興味のある人は来月あたり試写会があるようですのでご覧ください。
日本の青空