Broadwood社製square piano再び - 2011.08.15 Mon,10:47

前回このBroadwood社製のpianoの紹介の写真の時は、蓋を閉めて撮って居たので今回は全開です。
1801年製と言ってたかな、この日は調律はされてなかったのでまともに曲は弾けませんでしたが、Grand pianoでもなく、Upright pianoでもない味わい、それは自分にだけ音が残響とともに包んでくれる体験ができるのです。
で、後で紹介するこれよりあとの時代の楽器には産業革命の影響で楽器の中に鉄骨の鋳物が入ってくるがこれはCembaloと同じく鉄骨が入ってない時代のものだから弦の張力も緩いわけです。
そしてまさに蓋を閉めれば机として使えちゃったりするわけで(爆)
ピアノの形の変遷については、このWikipediaを参考のこと。

どうです、これは一番低音の所のハンマーだけど、現代のピアノと90度向きが違うしなんと可愛い大きさな事。
しかもフェルトではなく、鹿の皮が被せてあるだけだ。

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自分で触れた楽器ではないけど - 2005.07.16 Sat,15:58

それまで中身がなんだか誰も疑問に思わなかったのかなあ。それが不思議でたまらん。
動かそうにも重そうだし、かつ、中から音がしただろうに。(爆)
神戸に行ったら見てみたいな。綺麗な楽器だね。
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Steinwayのスクエアピアノ - 2005.07.15 Fri,19:02

時々地方に「巡業」にいってるみたいだね、調べてないけどスタインウェイジャパンのサイトに紹介されているかも知れません。
自分がこういう形の楽器を知ったのは1980年代半ばだったと思うが、東京青山のKAWAI楽器のピアノフロアで、スクエアピアノフェアみたいなのをやっていた時だった。
あれは空前絶後の催しだったと思う。
ディスプレイされていたこんな珍しい楽器が数台じゃなかった記憶がある。
その時に、初めて触ってみた。
純粋な「演奏会用の古楽器」というか「よそ行き」の楽器というより、家庭用な指向がいいね。

結局グランドピアノの欠陥は、弾いている人より客席にいる人に音を飛ばさなければ行けないので、ホールで、特にオーケストラの中で弾いていると、実は周りが大音響になると自分で自分の音があまり聞こえないときがあることは、そういう仕事をしない人には意外と知られてないことだと思う。
縦型(アップライトとか、ヴァーチカルとか、ピアニーノとか言う、いわゆる良く家庭にあるやつ)のピアノの上にある蓋が、奏者側に開くモデルは結構自分には聞こえるが、往々にして、譜面が置かれている前面に「壁」があるから(なかにはそこが透かし彫りみたいになっていて音が漏れてくるものはあるにせよ)聞こえるけど、このスクエアピアノほど、「自分のためだけに音が体を包んでくれる快感」はないだろう。
こういうスペースにほとんど真横に弦が張ってあるわけだから、消音するダンパーも結構小さいせいもあって、音が切れるときにすぱっと切れたりはせず、余韻をもって切れるから目をつぶってみると(つぶらなくてもだが)ホールの残響のなかにいるような感覚に襲われるのが気持ち良い。(それはチェンバロでも同じだけど)
部屋が途方もなく広くて経済力があれば、これとても欲しい。(爆)
これは他人の為に演奏することを忘れさせてくれる(爆)魔法の楽器だ。
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ウィーンで出会ったスクエアピアノ - 2005.07.15 Fri,18:32

自分のサイトには何年も前からBBSもあるし、独白用のものも自分で作っていたが、最近、猫と演奏会の話題は個別にブログを開設した。
ジャンル分けをすれば一つのブログで良いのだろうが、別にアクセスランキングに興味があるわけでもないので、今まで自分のサイトで項目別に分けていたように、演奏会と猫以外の話題をここに書き付けていくことにする。
最初の投稿として、何を書こうか迷ったが、とりあえず普段ホールなどで会えない面白い楽器たちとの出会いの事を書いていこう。
この写真の楽器は、六月末、仕事でウィーンに行ったとき、空き時間に訪ねた旧友の家にあったものだ。
写真はクリックするとでかく表示できるみたいだな、このブログは。
ドイツ語圏ではターフェル・クラヴィアとも言うみたいだね、この持ち主はそう呼んでいた。
英語では、スクエアピアノって形そのものをいう感じだね。
Tafelってどうも自分が最初に知った意味が、「食事」のイメージがあるから、まあ、板とか盤みたいな元々の意味から食卓という言葉に発展したんだろうけど、SuqareとTafelの意味するニュアンスは結構違ってイメージされちゃう。本当はそうでもないのかもしれないけど。
後で紹介するけど、数年前東京の羽田のそばにあるスタインウェイの倉庫の中で弾いたものはかなり現代のピアノに近い鍵盤の深さを持つし響きも古めかしいとはいえ現代のピアノだったが、これは、ピアノフォルテというかハンマーフリューゲルというか、19世紀のピアノの感触だった。音もそんなに大音響がするわけでないし。
詳しい素性については訊いたけど忘れたのでまたいずれコメントしよう。
だいたい現代のピアノは深さは10mm位あるといわれているが、これは4mmもないのではないかと思わせるくらい、タッチは本当に浅いものだった。
これだけ浅いと、「腕を使った弾き方」なんかしてはいけないね。
本当に手首から先だけで弾く楽器だと思った。
でもとてもチャーミングな音で、古典派以前を弾くには楽しい。
そうだな、次に紹介するスタインウェイのやつはロマン派だって違和感ないしガーシュウィンだって様になるけどこの楽器は形は似ていても、本質が違う。
中のアクションやハンマーの成り立ちが本質的に違うものね。
別の日に、知り合いのピアノ工房に連れて行ってもらって、二台の対照的なハンマーフリューゲル(俗にピアノフォルテという言い方もするが僕はピアノ技術者じゃないのでひょっとしてその二つには色々区別があるかもしれないが、今はチェンバロから現代のピアノの間にあった18世紀後半から19世紀前半までに存在したピアノの祖先という意味で同じ意味で使っている。)を弾いたけどそれらの方が鍵盤は深かった。
後に紹介するけどメカニズムもモダンのピアノのそれとは全然違うものなのだ。
ウィーン式って俗に言う奴だね。
この手の楽器はヨーロッパでも18世紀半ばに作られたらしいけど、アメリカでも時期はだいぶ後だけどラグタイムの時代からガーシュウィンまで(20世紀初頭ということ)はたぶんヨーロッパとは違う独自の使われ方していたようだし、アメリカで作られるようになったら楽器も色々違うんだろうね。
実はこの部屋の反対側にも、ベーゼンドルファーの1930年製の大きなピアノがあった。
それもすばらしい楽器だったので撮せば良かったのに、その日の本番(夜)を控えて練習してあわただしかったから忘れた。
元々僕は古楽器専門の演奏家でもないし、新しい楽器でたまらなく感動しながら弾いているときもあるわけだし、仕事の環境が「そこにある楽器で弾く宿命」にあるわけで、何でも古いものが良いとか、オリジナルの楽器で弾くことの「正当性」を主義として持ったり、モダンの楽器やそれによる演奏を否定する立場、あるいは逆の立場にもないけど、こうなると僕にとって「趣味」とか「嗜好」の領域だと言えるのだろうけど、最近妙にこういう楽器との出会いが楽しくてたまらない。
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