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マニュエル・デ・ファリャの「三角帽子」の、そもそも三角の帽子って? - 2013.03.20 Wed,22:08
昨日(2012/12/27が第一回目の練習だったのです。最初の投稿日が2012/12/28だったから)はこの記事に書いた、千葉県の少年少女オーケストラの練習に住んでいる神奈川県最北部から、東京を横断して千葉まで行きました。
僕が弾くのは、大好きなスペインの作曲家、マニュエル・デ・ファリャの書いた、バレエ音楽の組曲版“三角帽子”です。
プロのオーケストラでもたまに僕は弾きますが、全曲通じてというのはそれほど普通では無い事だと思います。
第二組曲だけとか、終曲だけというのが圧倒的に多い。
それで、どうやら指揮者が立ち会う全体練習としては昨日が初日だったらしく、指揮の井上道義さんは、最初、この作品のく、周辺的なストーリー等の話をしていたのだが、そもそも「三角帽子」というのは、クリスマスパーティーで被るときのある円錐形のとんがり帽子が三角になっているものを想像しがちだけど、そうじゃなくて、こういうものだと持参して被って見せていました。
(ピンぼけはわざとさせたのでは無いが、子供の顔ははっきり映ってない方が良いらしいから丁度いいやと捨てずに出します。)

で、いつの間にかその帽子が僕のPianoの横に、曲中に乗り換えて弾くCelestaの上に置いてありました。
そりゃ、もちろん、指揮者が演奏を停め、子供に説明をしている間、暇な僕は、カメラを楽器の上に置いてセルフタイマーで自分撮りをしないわけはないわな(爆)
畜生、満面の笑みを浮かべたつもりが、タイミングを間違えて真面目な顔になってしまった(爆)

帽子の向きは僕が被ったのと違うけど、きっと僕の方が正しいような気がするが、きっと帽子が楽器に当たるので気にして被り直していたからこうなったのかな(爆)

彼には了解済み(爆)
実は帽子が楽器に当たって弾きにくいのでこの後すぐに脱がれてしまいました(爆)
面白かったのだけどな。
練習終了後に、記念撮影をしました。
左から、このオーケストラの音楽監督の佐治薫子さんと、指揮者の井上道義さんと、帽子を被ったままの僕と、ハープの山崎祐介さんです。

必ずや驚きを持って客席で眼を丸くすることになるでしょう。
チラシは、ここにあります。
すぐに売り切れますから早く申し込んだ方が良いです。
前に紹介した記事も書きましたが、この少年少女オーケストラの演奏水準は、半端なく高いです。
明後日本番でも大丈夫な位で、アマチュアとしたら、本番があと三ヶ月後なので、普通はこの時期の初めての練習なんてかっこにならないものですが、佐治さんを始め、様々なトレーナーの先生達の努力の甲斐あって、毎回素晴らしい演奏を展開しているのです。
そして、今回の指揮者もそうだし、毎回の演奏会、アマチュアの専門の指揮者ではなく、他にも僕の仲良し、佐渡裕ちゃんとか一流の指揮者がいつも指導するという贅沢な団体なのです。
最初の練習は何時から始めたんだろうな、きっと今年の春の演奏会の後、新学期に入ってメンバーが入れ替わってからすぐなんだろう。
だから、もう子供たちは暗譜で弾ける状態なのだろうな。
今日の練習は午後からで、僕もハープも指揮者も練習開始直前に行きましたが、朝から昼間ではびっちり練習していたようですし、、。
今日のトークで、井上道義さんは、今話題のベネズエラの子供のオーケストラ(エル・システマという歴史のある国の事業)と良い勝負をするくらいのレヴェルにあると鼓舞していましたが、それはあながち間違えては居ないと思います。
ただ、僕が前回来た時に比べて、男の子の比率が非常に少なくなっていて、その分、ちょっと「優等生的」な音になっていて、それを井上道義さんは結構残念がっていました。
ベネズエラのオーケストラは男の子の比率が高そうに見えますね。
脱線してしまいましたが、比較の問題では無くとにかく上手い。
嫌みな意味では無い巧さがあります。
だって、弾いている時、「子供とやってるんだ」という意識はありませんから。
音楽にちゃんとどっぷり浸かれる。
この辺は、僕が20年以上おつきあいしている、横浜のヴァイオリン教室で居るときの高揚感と共通しています。
その他にも中学や高校のブラスバンドと共演する事もたまにある僕にとっては、単に可愛いというレヴェルでは無く本気でやっている子供たちとやるのは、自分の心も浄化されるし、大人の一流の人達と演奏しているときと全く変わらぬ高揚感を得ることが出来るので嬉しいです。
せっかくだから、この際、音楽作品としてでは無く、
かぶり物としての「三角帽子」についてちょっと調べてみました。
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