鍵盤を沢山乗り換えて録音しました - 2012.03.29 Thu,23:49

(写真の左から時計回りとは逆に、Piano, Cembalo, Celesta, RhodesのElec.Piano & Hammond Organ)
の乗り換えで、NHKでラジオ・ドラマのための録音に参加していました。
もちろん、この部屋には鍵盤しか写ってないですが、他の部屋には、他にも演奏家がセクションごとの部屋に別れてはいるけど、何人もいらっしゃいました。
(Violin, Cello, Flute(Alto Fl.持ち替え), Clarinet(Bass Cl.持ち替え), Oboe(English Horn持ち替え), Trumpet, & Percussionsの方々)
だいたい、いつも録音はしても本番を聞き逃す事がほとんどなので、今回は絶対聞くぞと思い、何時放送されるのかなと「新日曜名作座」のNHKの該当のページにて参照してみたら、昨年録音したものももう放送が開始になっていた事に気づきました(爆)
楽しみにしていたのに聞くのをてっきり忘れていました。
前回のは、池辺晋一郎さんの音楽、現在の(4/8からの放送)は菅野由弘さん。
後者の菅野さんは、もうすっかり僕をUtility Keyboardistと認識し、昨年もたくさんのKeyboardを僕にあてがって神経をすり減らしてもらったのですが、今回もそれを念頭に書いたとの事(爆)
認められるのはありがたいが、今回も乗り換えるたびにHeadphoneが刺さっている機械を自分で動かして楽器のもとに動くので大変でした。
NHKのラジオドラマの告知のページは刻々と更新されると思うので、今現在掲示されている情報をそのままここにコピーして御知らせします。
本当に偶然ですが、両方ともの作品で鍵盤を弾いています。
両方ともすべての放送の音楽を一辺に録音したので実に長丁場でした。
「春を背負って」については、この日に録音していました。
『春を背負って』(全6回)
【放送日】
2012年2月19日~4月1日
※3月11日は放送休止となります。
ラジオ第1 毎週日曜日 23:10-23:40
原作:笹本稜平
「春を背負って」
「花泥棒」
「野晒し」
「小屋仕舞い」
「擬似好天」
「荷揚げ日和」
脚色:古川壬生
音楽:池辺晋一郎
演出:川口泰典
技術:糸林薫(1~3) 伊藤寿(4~6)
音響効果:久保光男
出演:西田敏行 竹下景子
あらすじ:梓小屋と呼ばれる山小屋が、奥秩父の甲武信ヶ岳と国師ヶ岳の稜線を結ぶほぼ中間から、長野側にすこし下った沢の源頭にある。長嶺亨(36)は、4年前、それまで山小屋を経営していた父・勇夫が急死したため、脱サラし跡を継いだ素人小屋主。父をなくしたOLや、84歳のクライマー、7歳の女の子、ホームレスのゴロさん…美しい自然に囲まれたこの山小屋には、悩める人を再生する不思議な力がある。山岳の自然を背景に、さまざまな人間模様を描く。
『小松左京SF短編集』(全6回)
【放送日】
2012年4月8日~5月13日
ラジオ第1 毎週日曜日 19:20-19:50
※2012年4月8日から放送時間が変更となります。
原作:小松左京
「痩せがまんの系譜」
「三界の首枷」
「愚行の輪」
「宗国屋敷」
「空飛ぶ窓」
「歩み去る」
脚色:山本雄史
音楽:菅野由弘
演出:川口泰典
技術:糸林薫
音響効果:石川恭男
出演:西田敏行 竹下景子
あらすじ:小松左京。1931年、大阪に生まれる。1962年のデビュー以来、日本のSF小説界を代表する作家として活躍。不朽の名作といわれる『日本沈没』など、長編のほかにも、数多くの傑作短編を残している。2011年7月逝去。享年80。小松作品は、その勝れた先見性に娯楽性も相俟って、21世紀の今日でも新鮮さを失っていない。没後あらためて再評価が進む、SFの巨星が残した初期短編をお送りする。
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Many many Keyboards! 2011/02/12,Recording for Radio Drama - 2011.02.12 Sat,23:47
右上の部屋は別になっていて、もう一人のPianistがそっちに居たので、僕はPianoじゃないKeyboardの所にいってそこを守備位置にした。
故に、僕が弾いたのは、左からHammond Organ, Reed Organ, Celesta & Cembalo(Harpsicord)だ。

まあ僕はorchestraの仕事で3つ位までは同時に弾いたことはあったけど(Piano,celesta & Pipe Organ)、まあ発音原理がみんな全然違うし、これらの楽器をConcertで一辺に弾くことはまずあり得ないので、今日は乗り換えるたびに楽しかったです。
中には、曲の最初がHammond Organで、途中でCelestaに乗り換える曲もあり、そのために靴を脱いでそれ以降は靴を履かずに弾いてました(爆)
ちなみに、Hammond Organは、そのWikipediaにも説明がありますが、この本体から音が出ているのではなくて、その裏に、レスリー・スピーカーが置いてあって中で回転していましたから、その楽器を使わないときは音が出ているのでそれを停めにStaffが来ていたのが普通と違いましたね(爆)
Leslie speakerについてはここと、そしてここに説明があります。
あとcelestaに関しては、このWeblogにもこの記事が含まれているカテゴリにありますから参照してください。
Reed Organの曲を弾くときに、結構細心の注意を払ってPedalの鞴(ふいご)の強さを調節してcresc.やdim.を着けて弾いていたら褒められたので、Organistではないけど、嬉しかった。
最近、本業のPianoより、こうやって他の楽器で褒められたりPhotographで褒められると妙に嬉しい(爆)
あと気づいたこと、当たり前だが、今日cembaloの1曲目の時に和音のstaccatoがあったのだが、あまり上手く行ってなかった。
すぐにこれは、Pianoの弾き方をしているからだと気づき、それ以降は具体的に書かないけどPianoを弾くときにはやらないやり方で弾いたら実に良いStaccatoが出来て、ReedOrganの事もそうだけど、問題は楽器が自分に合うようにと(もし調律師が横にいたとしても)考える事じゃなくて自分が楽器に合わせないと何も始まらんということでした。

Dramaの内容については、女の人が主人公のomnibusみたいなのだけど、訊くのを忘れて帰りました。
明日以降に放送日などが判ったら追記します。
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