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http://photozou.jp/photo/show/1934405/167593876
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天岩戸橋で見たもの - 2012.12.30 Sun,10:10
アニメのキャラクターがこういう場所に居てもなんの感慨も無いが、相手が神様だと撮りたくなってしまう(爆)
ところで、橋のこの部分の事を表現する言葉はなんだろう。
「橋の袂(たもと)」で良いのかな。
「たもと」は読めるけどやっぱり書けと言われると全く自信が無いな。
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天高く馬肥ゆる秋 - 2012.11.26 Mon,03:10
なかなかちゃんと撮れたので嬉しくなった。
この公園には、かつて確か日本で初めて建設された競馬場の跡がある。
この建物は知り合いが昔に「顔に見えるものシリーズ」のネタとして僕にくれた記事があった。
それを入口からこの中望遠で捉えてみたが、遠くを撮ってもなかなかいいぞ。
この建物は裏に回ってたくさん撮ってみた。(それは違うカメラと、この同じカメラでも撮ったが違うレンズで。)
それは別記事で。
この記事の写真は時間を遡って行っているが、この薔薇がこのレンズで僕が初めて撮ったものだ。
自分で露出とピントを決めるのはめんどくさいとも言えるが、苦労して決まると勝手にカメラが自動的に決めてくれるより遙かに面白い。
中古MF単焦点レンズ Ai Nikkor 135mm F3.5
最初の像の背中側に本物の馬が居た。
なんかのどかな晩秋の風景の中で草を食んでいるのだが、まるで、彫像の方がすごく、活き活きとした「今にも動き出しそう」な感じがしたのだが、こっちの本物の馬はまるで彫像の様に動かなかった(爆)
プロポーションが良いから元競馬馬だったのかな。
競馬をしないから判らないのだがもしかして凄く有名だった馬なのかも。
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首里城のトイレの蛇口 - 2012.11.14 Wed,20:15
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大阪南港野鳥園の前のオブジェなんだが、顔に見えてしょうが無い(爆) - 2012.09.07 Fri,08:26

素材もなんだか良く分からないもので出来ていて(写真をclicksすると大きく見えます。)、近づいていくと、悪い癖で(爆)、左側の部分が、顔にしか見えない(爆)
他にも顔を見つけるのに事欠かないオブジェです。
ひさびさの「顔」シリーズネタだな。

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再び片倉城跡公園の像たち - 2011.07.20 Wed,13:59

その頃撮ったテイストと違う感じで撮ったのでまた投稿します。

(上はSanyoのXacti,これはCANONのEOS)

まるで花の香りで気持ちよくなっているようです。

後の苔が良いなあ。

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芸術は破壊行為から始まる - 2006.02.17 Fri,09:08

categoryのscrapというには飛躍しすぎている様に見えるが、artになり得る、「もう通常の使用には耐えないもの」という意味で立派に僕の定義するscrap(artに見えるもの)の資格は十分に持って居ます。
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俺の師匠は泥酔したおぢさんだった - 2006.02.15 Wed,09:38
音楽を通じて、他人を楽しませたいというサービス精神旺盛な人、
鳥や昆虫や様々な動物が異性に対して、人間には歌やダンスに見える行為をすることになぞらえて、自分をアピールする為にやっているひと、
そういうファンタジーはもちつつも、音楽をすることが生活の手段であること、
単純に、好きな音楽に出会うのが聴くだけではなく弾くことの方が面白い人。
動機は一つではないしはっきり分類することもできないわけだが、その動機は演奏(作曲)行為を産み、そこには他人(聴衆・共演者)との関わりがでてくる。
そこで、他人の何かしらのリアクションが自分を変えていく。
それは期待した通りのものもあるだろうし、ときに思ったようには通じて無くてへこまされることもあろう。
それは本当に気に入らないという意思表明もあれば、向こうは褒めているのにこっちにはお門違いということもある。
良くも悪くも、期待した以上(以外)の事が他人の心の中では起きているわけで、それを表明されることにより、演奏することにおいて他人とのかかわりが如何にその動機に関して重要であるかということに気づいていく。
その他人とは最初は指導を受けている先生や家族・友人であろうし、そのうち、共演者や見知らぬ聴衆から様々な洗礼を受ける。
そのなかで受けた忘れられない言葉というのがいくつかある。
そんなのをつづろうとしているのはこの記事をなんか回想録にして年寄りぶろうとしているのではない。
僕はどうもエリック・サティを気取る訳じゃないが、普通の人が崇高に思う場所ではないところで「神(天?仏?)の声」に出会うチャンスが多い様な気がして、最近数人の若い友人と、話題はそれぞれ違うのだが、自分への暖かい評価を聴くにつけ、そのありがたい評価の出発点がどこにあったか思い出したので書いてみる(爆)。

その場所は広い店で響きも良く、この写真はコンサートをやらせてもらったときのもの(若い!)で普段のレイアウトではないけれども向こう側に見えるスペースと同じくらい手前にも空間があった。
しかしそういう場所なのに映画音楽や当時大変に流行っていたリチャード・クレイダーマンなどは弾かずに、ショパンやシューベルト、時にはラヴェルやスクリアビン(爆)、つまりある意味場違いな音楽を弾いていたわけだ。
ある日演奏の休憩中トイレに行ったら、泥酔してふらふらした中年の会社員と遭遇した。
その日は珍しく、友人(現在は作曲家として有名な中川俊郎)とシューベルトの連弾を弾いていたような記憶がある。
僕をみて「あ、おまえらはピアノを弾いているやつだな、、、、、いいぞ、いいぞ」と眼がすわりながら褒めてもらったので、
「ちょっと場違いかなと思うけどそれしかできないのです。すみません。快く思わない方もいらっしゃるとは思うのですが、クラシック音楽がお好きなんですか?」と訊いてみた。
まるで「仕事慣れしてない若造」の台詞だね(爆)
実際店のスタッフや客からは、そういう曲を弾くことに快く思われないこともあったのだけど、僕を使ったオーナーはそういう僕がどういう風に仕事をするか見るのを楽しんでいたので、成り立っていたのです。
そうしたら、
「いいや、おれは都はるみが好きだ。クラシックなんか聴かない。でもお前らは自分の好きな音楽を好きそうに弾くから酒が旨い。普通こういうところでは、綺麗なねえちゃんが弾いているものだがこんな感じを受けたことは一度もねえ、なんだかよくわからんが、おまえらはそれでいいのだ、それで行け、この野郎、分かるか!」
とか細かいレトリックは忘れたがそういう事を言われた。
つれしょん状態が終わり、振り返ることもなく彼はまたふらふらと店に戻っていった。
ただの酔客の戯言と言えばそれまでだが、まだ何も「これからどうする」とか自分のやっていることに自信も確信もなかったし、それまでは「自分がどう弾けたか」ということ、あるいは綺麗な女性の聴き手がどう思ったかくらいしか(爆)興味がなかった若造は、それこそ、天啓に打たれたような気になって、友人としばしトイレで立ちつくしたのを覚えている。
これはその時までどんな偉い人にお褒めのお言葉を頂いたときよりも衝撃的だった(爆)
その後、だんだん余裕がでてきて演奏だけに集中しないで、周りの空気をみることができたある日、そう、時期的に今頃の寒い頃、いつも聴きに来て下さる老紳士のテーブルが視界に入った。
びっくりした。もうテーブルには酒もつまみもない。
しかもいつも若い女性を数人連れていらっしゃるのだが、全員コートを着て丸いテーブルの中心を見つめている。
何をしているんだろう、もしかして、俺の演奏を聴いてる?
そう、コンサートじゃないから最初はざわざわしたなかで弾くことに慣れなかった。
自分は、「演奏すること」は「聴いてもらうこと」だと疑っていなかったので、BGMでいることなんか誰にも習えるものじゃないだろう。
でも「なにもせず終わる」のは嫌だと思う性格だから(爆)、ステージの最後あたりは滅茶苦茶速い曲で「脅かす(爆)」とそれまで会話に熱中していた人たちも拍手をしてくれることを覚えた。
でも誰も聴いていないと思っていたときに、会計を済ました人たちがコートを着たまま沈黙して聴いているのを確認したときは、それまでBGMだという気分で弾いていたのが一変したというか、自分に関心をもってもらっていることに一種の武者震いみたいなのが起きて、かなり積極的に演奏してみた。
その老紳士は決して馴れ馴れしく話しかけてくるタイプの人ではなかったけど、いつも他のお客さんとは違って、「盛り上がる為に来る」というより「静かにそこにいる」というタイプだったが、曲が終わると綺麗な女性達と静かに店を出て行った。
この日は独りで弾いていたけど、その瞬間はまたもやシューベルトだった気がする。
これがジャズだったらまるで北方謙三さんの小説の様だ(爆)が本当の話だ。
この場所で学んだことは、「誰も聴衆は自分の演奏なんかに期待してない」というのが舞台に出る自分の出発点になったことだ。
女と同じで、こっちから口説かないと心を開いてはくれないものなのだ。
たまに学校などにいって体育館で弾くときがある。
子供だから開演前うるさい。
その喧噪の中体育の先生が静寂を作ろうと怒鳴りまくる。
いつも後で言うのだが、黙らせるのは演奏家の責任であって、黙らせられなければ生徒が悪いのではなくこっちが悪いのです、と言う。
100%の子供が関心を持ってくれないのはしょうがないし、同じ声を出すなら面白がって声を出すならそれは妨害ではないだろう。
自分は最初にああいう場所で弾いたことが、自分とさまざまな聴衆との関わり方の基礎をはぐくんだのだと思う。
どうも演奏する側も聴く側もお行儀があまり良すぎる方が苦手になってしまっている(爆)。
また長くなってしまった。
忘れられない聴衆の言葉としてはまだネタがあるが、それはまた別の機会に。
酔客、しかも普段クラシック音楽に触れる機会のないようなおじさんといえば、2005年の10月に訪れた長野県の伊那でのコンサートもある意味、今日回想した状況を思い出させるものだった。
もちろん数え切れないしらふの女性達や男性達の聴衆にも育てられ、助けられて来たのだけど(m(_ _)m)、つくづく、天の声とは意外なところで出会うものだと思うのです。
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