Toy PianoでConcertoを弾きにテレビに出た - 2006.03.01 Wed,08:35

プロデューサーから電話で誘われたとき、「どこが隠し芸なんだ」と抗議したけど、この日の収録のネタが少なかったらしいので、強引に引っ張り出されました(爆)。
当時は僕がたびたび出演させてもらった、司会が黛敏郎さんの頃のシリーズではなく、その後のもので、司会は武田鉄矢さんだった頃です。
このトイピアノは友人から借りたものなんだけど、珍しくグランドピアノ型ではなく、縦型、いわゆるアップライト型で、しかも鍵盤上の蓋がついているものでした。
その蓋が問題で、チャイコフスキーの冒頭の雄大な和音を弾くたびに振動で手の上に落ちてくるので、その度に蓋を元に戻すアクションが共演者や客席の笑いを誘ってました。
そういえば、どうせなら恰好までふざけようと、モーツァルトみたいな鬘を借りて、燕尾服で金色の大きな座布団に座って弾いた記憶があります。
自分の持ち物にもアメリカで買った縦型のものがあるのですが、それには蓋がついてないし、音域があまりに少なくこのネタには無理だったので借りました。
ということはそこそこ音域があったのです。
この縦型の玩具ピアノはオーケストラをバックに実に音も良く鳴ってくれました。
この写真は収録後、渋谷公会堂の楽屋で東京交響楽団のメンバーとふざけているときのものだけど、周りの人たちはみんなこれを欲しがったものです。
この時を遡ること10年くらい前に、この持ち主(ソプラノ歌手だった)とフルート奏者でコンサートをやったとき、なんかバロックより前の、実にシンプルな曲を演奏するときこのピアノで伴奏したときがありました。(爆)
もちろんジョークではあったけど、なんとも言えない可愛い雰囲気があって、評判は良かったです。
この楽器は国産のおもちゃだったけど、すごく良くできているなと感心しました。
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