“オツベルと象”の初演の事が山猫合奏団のblogの方に出ています。 - 2011.05.18 Wed,22:46

写真は誰かが客席で撮したものです。(感謝)
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5/1の“オツベルと象”の感想がたくさん届けられましたので - 2011.05.09 Mon,01:33

この日の公演に来てくれた中学生の吹奏楽部の何人かの子供たちの感想は、おじさんとしては嬉しくなってしまったので、演奏した他のメンバーにも見せたいと思い、ここにイニシャルで公開します。
中には漢字の間違い、文法的、世界観的に??という文章もありますし、登場人物の名前を勘違いしているものもありますが、修正せず転記します。
中学生だと思って許してやってください(爆)
なかなか大人になるとこういう事はしてくれません。
感想を言葉で表現してくれることは出演者、特に何度も演奏しているものではなく、作曲して初めて他人の耳に音楽を届けた時というのは、実にありがたい物であります。
故に、出演者を代表して、この文章を書いてくれた中学生諸君に、感謝します。
私は、山猫合奏団さんの演奏を見ました。オツベルと象の話と演奏は初めて見たのですが、最初から、話に合わせての演奏がとてもすごいと思いました。ピアノが暗いシーンに合わせて演奏していた低い音の表現力がすばらしかったです。また、ゾウの鳴き声を出していた音がとてもインパクトがあってトロンボーンの演奏と良く合っていて感動しました。
また、私はコントラバスを担当しているのですが、コントラバスのピッチカートがすごいと思いました。あんなに曲の雰囲気を出せるのがすばらしいと思い、私もあのような演奏が出きるように、日々練習をしていきたいと思います。
今回の演奏はとてもためになりました。ありがとうございました。
R.Y.
ぼくは、山猫合奏団のみなさんの演奏を初めて見させていただきました。「仔象ババールの物語」はピアノだけなのに、その場面をイメージできて、語りも感情がこもって、聞いていてオツベルの気持ちになれた気がしました。
「オツベルと象」はコントラバスとチューバとトロンボーンがはいってインパクトがありました。とくにトロンボーンとチューバのゾウの鳴き声はすごいインパクトがあっていちばん印象に残っています。コントラバスのピッチカートがかっこよかったです。とてもすてきな体験をさせていただきました。これからも練習がんばります。
K.M.
僕は、山猫合奏団の演奏と語りを聞いてみて、とてもインパクトがあり、そのあとがどうなるのかなどが、とても楽しみになりました。また、途中で入ってくるTUBAやピアノ、ベースが入ってきて言葉だけでは分からないところも、それがあることによって雰囲気、情景がとてもよく分かって、それでも、楽しみになりました。演奏と語りの組み合わせははじめて聞いて、それだけでもキレイに合わさっていて感動しました。
でも、TUBAやTromboneのゾウの鳴き声では本当に感動しました。ピアノとベースもそのときどきに違くて良かったです。帰ってからまた読み返してみてさらに内容がわかりました。ありがとうございました。
K.N.
5月1日の感想
語りの人の声が太くホール内に響く声で自分が歌うときに参考にしようと思いました。
また自分はトランペットでハイEsまで出ますがキープすることができないので、管がトランペットより倍以上長いチューバで高音をキープできるのがすごい(神技)だと思いました。
本音、自分はあの日違う世界に行きそうになりましたが、参考にしたい音だらけで違う世界には行きませんでした。
今回学んだことは「ホールの響きを利用する」です。機会があったら湘南でも聴きたいです。
A.S.
山猫合奏団様へ
5月1日の演奏、とても楽しかったです。
「仔像ババールの物語」は、とても素敵なおはなしでした。ピアノの演奏とおはなしがとても合っていて、聞いていておはなしの世界が見えているようでした。
「オツベルとゾウ」は、おはなしが歌になっていて、とてもおもしろかったです。途中のチューバ、トロンボーンの象の声には、おどろきました。おはなしをきいていて、楽しくなったり、少しせつなくなったり・・・色々な事を感じることができました。
そして、音楽の楽しさも改めて感じました。今回、この公演を見て、本当に色々な事を学ぶ事ができました。音楽は、こんな表現もすることができるんだなあ・・・と思いました。今日、色々なことを学び、音楽の良さを沢山知ることができ、本当によかったです。
すてきな演奏、言葉、本当にありがとうございました。
R.U.
「オツベルと象」「仔像ババールの物語」の感想
まず、いちばん始めの、「仔象ババールの物語」は語りだけではなく、ピアノがあったので、アニメなど映像を見ているように、頭にくっきりと絵が浮かびました。
一番印象にのこったところは、ババールのお母さんが人間の狩人に銃でうたれるところです。ピアノがバーンと鳴って、銃声が聞こえました。ババールが一番好きで、大切だったお母さんがうたれて死んでしまったという悲しみがすごく伝わってきました。私も、本当に銃声がした感じがして、恐怖を味わいました。
しかし、その後ババールはおばあさんに出会ってすごく良い暮らしをして、森に戻ったら王様になったので、お話しが明るくなって良かったです。そして、ピアノも語りも、さっきまでの悲しみがウソのように明るくなって、すごいと思いました。
次の「オツベルと象」は、ピアノとそれ以外の楽器(チューバ、トロンボーン、コントラバス)が増えたので、さらに情景が浮かぶようになりました。
一番印象に残ったところは、仲間の象が白象を助けにきたところです。象の鳴き声がチューバやトロンボーンなどで再現されていて、とてもリアルでした。本物の象の鳴き声なんじゃないかというくらい迫力がありました。語りは2人しかいなくて、楽器を演奏している方を含めても5人しかステージにはいませんでしたが、私には象が何匹もいて、オツベルや百姓たちが本当にうるように感じました。そして、象たちがオツベルににゅうと迫ってくるところもドキドキしながら聴いていました。最後にオツベルはつぶされて死んでしまって、白象は助けられました。
演奏を見て学んだことや、演奏を聴いて感じたものを、これから活かしていきたいと思いました。そして、これからもいろいろな演奏などを聴いたり見たりして、演奏面で学んだり、いろいろな感情を感じて、活かしていけるといいです。
R.H.
山猫合奏団の皆さま
今日は「オツベルと象」という素敵な物語、演奏をきかせていただき、ありがとうございます。物語なのに、楽器はどうやって使うのかな?と思っていましたが、おはなしと音楽がすごく、ピッタリと合っていて、すごく良かったです。言葉だけでなく、音が入っていることで、物語が想像しやすく、楽しかったです!!
ピアノ、コントラバス、チューバ、トロンボーン、おはなし、皆さん、とても上手で感動しました。私も音楽で人を感動させることができたらいいなと思いました。
今日は本当に素敵な物語と演奏、ありがとうございました。
H.I.
オツベルと象、仔象ババールの物語
「今まで、こんなの見たことない!」と、一番最初に思いました。言葉と、音楽が一体になっているようでした。
ババールの時は、ピアノと語りだけなのに、その物語の情景が浮かんでくる感じでした。明るくて楽しくて、ババールの気分がるんるんの時は、かわいらしい!少し怖い、暗い感じの時や、あせっていたり走っていたりする時も、すごい表現されていて、感動しました。
オツベルと象は、チューバ、トロンボーン、コンバス、ピアノで、みんな息ぴったりでした。語り手の方も二人で、絶妙なタイミングで声が重なって、聴いていてとっても楽しかったです。表情や、声の出し方も見ていました。驚いた時は、まゆげが「大変だ!」というくらいつり上がっていたりと、場面によって違いました。体全体を使っていました。
チューバは、一番驚いたのが象の「パオーン!!」鳴き声です。「本物か!!」と思いました。チューバは吹けないけれど、どうやったらあんな音が出るのだろうと気になります。トロンボーンは、音がとってもかっこよかったです。柔らかい音だけだと思ったら、張っているような押されているような、強い感じの音で、物語を引き立てていました。コンバスは、語り手が話している時も、支えているような感じで、同じフレーズがあったりと、物語を上手につなげていると思いました。ピアノは、本当に、場面によって全く雰囲気が違っていて、次の場面になるときにパッ!と切り替わる瞬間が、いいなと思いました。
物語が終わったときに、出演者の方々が抱き合って握手したりと、心が一つでないと、あんなに一体感のある素晴らしい演奏はできないのだろうと思いました。
お客さんの拍手もなかなか止まなくて、拍手をもらえることは、幸せなことだ!うれしいことだ!と改めて思いました。私達も、たくさんの人から今日のような拍手をもらえるように、日頃の練習を頑張ります。本当に、今日は勉強になりました。
E.H.
オツベルと象&仔象ババールの物語
―仔象ババールの物語―
語りの人がピアノの人を息をあわせてしゃべったり、ピアノの人も語りの人の方を少し見たりしながら、ピアノで雰囲気をつくっていたのを見て、私達がいつも演奏しているようなのとはちがくて、ちがう感じの気持ちを味わえました。私達は大勢で1つになって音楽を伝えていると思うんですけど、仔象ババールの物語は2人が1つのような感じでとてもおもしろかったです。こういうのは初めて見たのでいい経験になったと思います。
語りの人の話し方もとてもきこえやすかったし、ピアノもすごくキレイな音だったり、はくりょくがあったりしてきいていて楽しかったです!!
―オツベルと象―
1番印象に残っているのは、チューバとトロンボーンがやっていた象の鳴き声の音がすごかったことです。音が大きくて、「チューバでああいう音がでるんだ!!」と思いました。びっくりしました。コンバスの人もとても指の動きが速くてかっこよかったです。あと、「のんのんのんのん♪」っていうのがクレッシェンドやディミヌエンドをしていたりして、ただふつうに「のんのん」いうのではなくて音楽らしいなーと思いました。言葉はすべてリズムにあわせられていて、はくりょくもとっても伝わってきて感動しました。アコーディオンの音がキレイでした!また、ききに行きたいな~と思いました。
ありがとうございました!
N.Y.
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“オツベルと象”初演の会場では、座っていた位置によってだいぶ印象が違ったみたい - 2011.05.03 Tue,10:56
役者が一つの文章を途中でリレーする様に読ませたところや、オツベルと象の会話は、Pianoの両側からStereoの様に聞こえたかったので、Micを通したとはいえ、音響スタッフの人に、「言葉の人たちの位相(panning)はそのStereo効果を活かすようにしてください」とお願いしたとおりにやって頂いたようですが、やっぱり残念ながら客席の左右の端で鑑賞していた方々は、反対側の役者の発する言葉を良く聞き取れないという事態が発生していたようです。
もちろんそれはスピーカーをもっと増やして向きをあらゆる所から聴いても大丈夫な様にしたり、それは専門の領域のことで詳しくはありませんが、時間があれば、もっと対処できたことでしょうが、前日も仕込み始めてたった2時間しかなく、当日もそれ以下に近い時間しかなかったので、この件に関しては致し方ないでしょう。
Musicalの公演の様にこれがまた最低でも三日とか続けば照明にしても音響にしてももっといろんな事を成し遂げられたかも知れませんが、前日も同じ会場でMusicalの公演があったようで、僕らが会場入りできたのは夜になってからなので、逆に言えば、それからの恐ろしく限られた時間で演奏している人以外のスタッフの努力には感謝感激です。

写真は、こっちのblogのスタイルを流用しました。
山猫合奏団のページにも関連記事が公開されていますので、ご感想のある方はそちらに書いてくださっても大歓迎です。
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役者の楠定憲のTromboneが少し上手になった理由(追記して再投稿) - 2011.05.03 Tue,09:56
この日は、mouthpieceだけを使ったwarm-up exercisesのlessonでした。
そうなのです。
この作品の語り手の一人はTrombone持ち替えという役割があって、この件について、他の役者さんでは出来うる人は少ないことでしょう(爆)
遠い将来、これが出版される譜面になった時は、ほとんどの人はTromboneを吹けないわけだから、Tubaで一人で吹くように書き直し、二本同時に鳴っているところは薄くなるけどそれはそれでしょうがないかな。
それを言い出したら、AccordionもTubaの人が全員弾けるわけじゃないしね。
だから結構今回の演奏は特殊な形態だったと言えるでしょう。
特定の役者のために書いているところがあるので、もう一人の高山正樹もいくつか楽器を出来るので、今度はそっちにも持ち替えさせようと思っています。
5/1の初演を迎えるまで、前日もでしたが、様々な吹き方のLessonを役者でTromboneを吹く楠定憲(高校時代に吹奏楽をやっていた)は古本君に教えて貰ったのですごくありがたかったはずです。(他にもこういう記事に似たような状況があったので紹介していた)
こういう「過程」もあった今回の初演までのRehearsalでした。

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“オツベルと象”初演は終了しました - 2011.05.02 Mon,09:17

多数のご来場ありがとうございました。
Bassの稲垣さん(右端)はいつもに増してad.libが冴え渡っていたので、弾きながら聴衆になって楽しんでいました(爆)
Tubaの古本大志君(左から二人目)は鮮やかな速いパッセージやaccordionへの持ち替えも印象的でしたし、役者二人(Babarの人形を持って居るのが楠定憲、譜面を持って居るのが高山正樹)もおのおのの持ち味をふんだんに発揮し、初演ならではの事故はあったりはしたけど、その経験は次の公演に生きることでしょう。
作曲者としては、初めて「大ホール」でも鑑賞しうる作品を作れたと思っています。
今までの、“どんぐりと山猫”や“セロ弾きのゴーシュ”、“注文の多い料理店”はあまり大きくないところで、眼の前で演奏する良さが出る作品だったと思うけど、これはマイクなしの上演がありえないものなので、かなりキャパシティーが大きいところでも通用すると思いました。
いろんな人に「新しいジャンルの誕生だ」と云って貰えたのは嬉しいことですが、新しいかどうかは別として、この記事に書いたとおり、「歌と朗読」の合いの子を作りたいとおもっていたので、その夢が30年の時を経て実現することができました。
「こんな形式はなかった」ということは、すなわち、役者が音符に対して受け入れる素地があること自体希なことであり、それにしても「こんな音符で難しく台詞を書いたらだれも練習してくれない」ということに他ならず(爆)、通常は3日くらいの練習で音楽にならないと、仕事になりません。
欠員はそれぞれの日にあったとはいえ、役者と20回近い練習を繰り返して得たものはやっぱり余裕として音符を読んでいない様に聞こえる瞬間があちこちにあったということでしょう。
最後の牛飼いの台詞と、象が助かって述べた事以外はすべて音符で台詞を制御していましたから。
「相当練習しないと上演不可能」という、ある意味、プロの仕事っぽくもあれば、アマチュアの極みみたいなところもあったわけで、今回の作曲料も誰かに貰えるわけでも無し、僕の究極の趣味の実現だったかも知れません(爆)
これに費やした時間と努力が対価として戻ってくるのは相当先になるかもうこれでお仕舞いになるか分かりませんが、アマチュアの様に、こういう一日のために昨年末から作曲を初めて以来、五ヶ月生きたということは人生の中でそんなにあるものでは無いので、今日からまた次の事を考えつつ、昨日は大学の同級生達が多数来てくれて飲みましたが、いつもよりは正気で居た時間は長かったけどやっぱり最後は寝ました(爆)
そうそう、久しぶりにPoulencの「仔象ババールの物語」(L'histoire de Babar)を前半に演奏しましたが、それも楽しかった。
今後、韻を踏んでいるような原作に出会ったら、同じような形式で書くことでしょう。
だから、役者二人はどんなに素晴らしい作品でも韻を踏んでいる作品を僕に紹介しない方が心臓のためには良いかも知れません(爆)
今回は、アルテリッカの音楽祭に、山猫合奏団としては初めて楽隊は正装で出演しました(爆)
今思えば、役者の二人は、Tシャツの絵を見せて撮るべきだった。
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ついに“オツベルと象”の初演の朝を迎えました - 2011.05.01 Sun,07:33

自分一人の練習というものを除けば、みんなで集まって練習した回数としては、自分史上最も多かったわけで、なんで一回のConcertの為に20回近くrehearsalしなければならなかったかと、仕事で言ったらその対価は払われない訳で(爆)、みんなの協力に感謝です。
まあこれだけrehearsalすると気づく事も多かったので、実に興味深かったけど。
初演だし、まあ本番ではどんな事故が起こるかちょっと楽しみにしているところもあって(爆)、みなさんがおもしろがるか、恐ろしく反感を持つか、たぶん感想の温度差は極端だと思うので、今日の日はたぶん忘れられない日になると思います。
思い起こせば、3/11に地震が起きましたが、その直後から計画停電の中、あと数分で停電になるので書けるところまで書くぞと思って普段ありえない集中力を感じた日もあれば、最後に象達が攻めてくるところで、もろに地震の描写みたいなところを、余震を感じながら書いていたり、そのときは「この状況は頭に刷り込まれるだろう」と思っていましたが、もう作曲の苦しみはほとんど忘却の彼方にいってしまい、今はPianistか、指揮者のテンションでいっぱいです。
昨日も都合により、Bassの稲垣さんが欠席だったので、Bassのパートを弾き続けていたし、時間切れで最後までできなかったけど、今朝の残された1時間で最高のものに仕上げる所存です。
まだ当日券として若干余裕はあるそうなので、これから思い立って新百合ケ丘にお越しになる場合は可能です。
では、。
informationはこちら。
写真は昨夜の仕込みの最中ちょっとだけ出来たrehearsalの情景です。
本番は、左端の楠定憲の横にJazz Bassの稲垣護さんが立ちます。
あ、楠さんのTromboneが映っちゃってる(爆、良いけど、、)
Tubaの足下に置いてあるものは来た人だけに分かるものです。
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Tubaは白象、それを吹く古本大志君は、、 - 2011.04.30 Sat,12:15

で、実に奇妙な一行の文章が作品の最後にあるのです。
ずっと物語を聴いていて(読んでいて)、この一行で終わるというのはたぶんびっくりすることでしょう。
“オツベルと象”をネットで探すと、今は全文を参照出来るので興味のある方は覗いていただきたいけど、これは、原文では一字不明らしいし、誰が言っているのかも解釈の仕様によっていくつも可能性があるでしょうが、今回僕が作曲した作品では、読むわけじゃないので、「一字不詳」ということを反映するつもりはありませんでした。
なんらかの言葉を当てはめれば、それに反対する人もたくさん居るかもしれないけど、うやむやにする意味がないし、僕の選んだ言葉の根拠は、第一に、最初に遭遇した時(中学校の教科書)にはっきりそう書いてあったし、その解釈が一番自然だと思ったからです。
で、誰が言っているのか。
こんな意味不明の最後の文章は、今まで僕が書いた、“どんぐりと山猫”にも“セロ弾きのゴーシュ”にも“注文の多い料理店”にもありません。
で、この作品の冒頭に、本文に入る前、題名のすぐ後ろに、なんと言うか、副題の様に記されている言葉があります。
これも読むのと、朗読しちゃうのではなんかニュアンスが違って来るのかもしれないし、実は初項では題名とその副題は読まない事にしていたのです。
でも、その「副題みたいなもの」、あえてここで書いてしまいますが、「ある牛飼いがものがたる」というのが、僕には最後の一行につながっている様に思うのです。
ここでネタバレをさせていいのかという意見もあるかもしれないけど、このblogを見ている人のほとんどがこの公演を見に来てくださるとは思えないので、書いちゃうし、それを知ったから問いってこの作品を楽しめないとも思えませんので。
つまりこうです。
この記事の題名にあるとおり、Tubaは登場する白象の象徴です。
で、演奏する古本大志君は牛飼いの象徴なのです。
だから、前の記事の写真と彼の表情の違いで、その立場の違いを表現してみました(爆)
故に、曲のあちこちで彼がちょっとだけ台詞を言うのと、楠定憲と高山正樹が言葉を発しているのは立っている場所が違うのです。
だから、それが最後のまったくこの物語と関係ない一文につながります。
知らないで聴いていたら「?????」て終わり方ですからね。
すごいよ、今回の古本君は色々な役割があるわけです。
じゃ、Bassの稲垣護さんはなんなのですか?
彼はTubaと比較すれば、オツベルの象徴でもあるけど、すべての作品の言葉のrhythmを統括する「空気」みたいなものです。
MainのThemaはBassにあるし、たぶん、一番沢山演奏し続けて、鳴り続けているのはBassです。
だから、ほぼ1時間(いつのまにか、BeethovenのSymphonyのほとんどより長い作品になってしまった(爆))の作品の演奏中、最も気が抜けないのはBassかもしれません。
これは無理矢理やればPiano一台でも演奏は出来るかもしれないけど、BassもTubaも無ければほとんど本当の意味で成立しない音楽です。
じゃあ、僕の弾くPianoは?
ううむ、作曲家である僕もよくわからない。
背景でもあるし象にもなるしオツベルにもなるし、pianoは「お囃子」ですね、きっと。
僕は4/9に初めて聴衆を前にしてこの作品の試演会をしたとき、誤った解説をしました。
それは、語り手二人の、役割分担についてです。
たしかに、オツベルと白象の役割分担は、はっきりしています。
前者が楠定憲であり、後者は高山正樹です。
でも、それ以外の部分、普通の朗読ではあり得ないほど、一つの文章を、二人でリレーして言ってみたり(二人は離れて座るので、stereo効果が出るはず)、同時に同じ事を言ったり(unison効果)、時には輪唱(canon)みたいにずらして言わせたり、一人で語ることでは出来ない仕掛けが満載で、どっちかというとそっちの方が多いですから、あらかじめ、そういう役割である事を説明してしまったので、それ以外の部分の「二人の役割分担が分からなかった」と試演会の後に言われた時には、「しまった」と思いました。
通常、二人居たら何らかの「役割り」があると思う訳ですから。
それがあれほどめまぐるしく一つの文章を二人で読んでいたりしたら、頭の中をかき回されてしまうことでしょう。
Wienの表現主義の時代の作曲家、Anton Webernという人が編曲したBachの6声のricercareの冒頭から、Themaのmelodyを一つの楽器ではなく、様々な楽器が受け継ぎながら演奏するという手法があります。
「音色旋律」という言葉だったかな、音色も徐々に変化するという面白さが、melodyの展開の構造とともに重視されているのです。
僕はそれに似た事を、語り手(この言葉は危険だ、語ってない部分もあるから)にやらせているので、芝居でいうところの「役割」を完全に失っているわけです。
失っていると書くと、とても無秩序に思うかもしれませんが、Soccerの好きな人だったら、この例えで、すぐに分かるでしょう。
1970年代初頭までのSoccerでは、FWは攻めてシュートは打つけど守らないでよかったし、それは他のポジションもそうでした。
自分の与えられた役割だけをやるものだったのです。
攻める人は攻める専門、守る人は守る専門。
それを、1974のMünchenのWorld Cupで大旋風を起こしたHollandのsoccerは、Total Footballといって、ポジションが現代のサッカーそのものの様に、流動的になりました。
前で攻めている人も守るし、後ろで守っている人も時に攻め上がるのです。
だから、役割が随時入れ替わるし、その感じに似たものが今回の「言葉」担当のパートの二人に課せられているわけです。
明日、どういう演奏になるか実に楽しみです。
もう4/9の時点と恐ろしくみんなの余裕と、自動運転的な表現(もうすべて言葉が音符に乗っている事とか、変拍子の嵐の譜面の縛りからはかなり解放されているので)が出てきているので、僕の思った通りのことと、僕が思う以上の事が必ず舞台で起きることを期待しています。
普段自分のこのblog内の“オツベルと象”に関連する記事にlinkをはっているから、今回は、こっちのblogの「“オツベルと象”」というkeywordで引っかかるページを紹介します。
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“オツベルと象”の白象Tuba - 2011.04.30 Sat,00:54

このショットのとき偶然左手がベルを抱きかかえていたのですが、それがなんとも楽器への愛情の表現に見えました。
5/1に初演を迎える白石准作曲の“オツベルと象”の情報はここ。
白石准がこの作品について述べたcategoryはここ。
この間、ある人から「“オツベルと象”を読んだ事が無いのだけど、今回鑑賞するにあたって読まないでみた方が良いか読んだ方が良いかどっちだろう」と訊かれた。
もちろん、読んだ事の無い人に対しても責任を持たなければならないのだが、今回のつくりは、ほとんど「原文を音楽が説明する」という感じではないので、あらかじめ読むチャンスがあるなら、読んでおいた方がどぎまぎせず鑑賞出来ると思うと言っておきました。
音楽の中に「語り」ではなく「言葉」がスパークしているのです。
意味不明だな(爆)
そう、ほんとうにこの作品に対して、「朗読」を聴けると思ったら、意味不明な「語り」かもしれません。
僕は朗読も好きだし、歌も好きです。
でもその「あいのこ」を作りたかった。
それがこの“オツベルと象”です。
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5/1“オツベルと象”初演の宣伝です。 - 2011.04.21 Thu,09:28

今日は、演奏者全員が揃う最後の練習になってしまいます。
もちろん初演までは一人欠けようとも何度も練習します。
発表会へ生徒さんとLessonを重ねる数倍、今回の一日のために共演者と模索しています。
もうすぐ20回近いRehearsalの回数になるかもしれません。
ここ数回は大幅な譜面の変更もなく、今後はわからないけど、やっと「作曲を終えた」感があります。
毎日一回は更新し続けているもう一つのブログの路線をこっちにも反映します。
この件についての情報は、山猫合奏団のPageにどうぞ。
ここのwebsiteでの記事は、“オツベルと象”のcategoryにあります。
山猫合奏団の白石准のページにも少し情報があります。










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新作音楽 “オツベルと象” の演奏に臨むmember紹介 - 2011.03.28 Mon,13:02
以前に別の記事の追記でこの部分は投稿されていましたが、記事のタイトルから検索できないので独立した記事にしました。

TubaのMr.古本大志です。
この作品の中でTubaの果たす役割は、題名にある「象」のキャラクターです。
本当は見栄えとするとsousaphoneがありがたいが、今回は見栄えなんか気にして演奏できる代物じゃないから(爆)、一番吹きやすい楽器で臨んで貰おうと思っています。
ただし、下記にあるように、この楽器で吹くかどうかは分かりません。
今日の黒い彼のジャンパーと妙に光る楽器のコントラストに悩みました。
難しいなあ。

こっちはロータリーでドイツの楽器だそうです。
楽器については本人か、僕の仲良しにアマチュア・チューバ吹きもいるので解説してくれるかも知れません(爆)
でも撮る前に楽器を磨いておけばよかった(爆)指紋だらけじゃないか。

楽器の管の巻き方が逆だね。
かつて逆巻といえば、低音のサクソルンという楽器を紹介したことがありましたが、これは両方Tubaだそうです。
TrumpetやTromboneやHornに比べてこのTubaという楽器はものによって形式というか形が全然ちがうのです。
いま気づいたけど、上記のサクソルンを紹介したときに写っているくだんの僕の知り合いのアマチュア・チューバ吹きの楽器のピストンの位置は、今回撮しているピストンの楽器のピストンの位置じゃなくて、ロータリーの楽器の位置にあるね。
色々あるんだろうね。
今度また蘊蓄を聴こうと思います。詳しい人はコメントに色々書いて教えてください。僕は楽器の構造については、素人以下の知識しかありませんから。

mr.高山正樹です。
彼は、普段飲んでいたり話していると笑顔も頻繁に見せるが、こと、写真を見るとほとんど笑っていない。
きっと俳優として何かこだわっているのだろう(爆)
だから俺が撮るときは微笑ませて見せるぞ。

僕は照れずに言うと、本当に彼の声は大好きです。
そして誰に習ったわけでもないが、この歌唱力には他の追従を許さないものがあって、“注文の多い料理店”では、彼の歌が大活躍です。
実はまだ告知してませんが、7月に市ヶ谷のルーテル教会で、山猫合奏団が実に久しぶりに“注文の多い料理店”を上演します。
楽しみです。


Mr.楠定憲(くすさだのり)だ。
まあ最初に“どんぐりと山猫”を30数年前に書いたのは同級生に彼がいたからだ。
本日の山猫合奏団のヴァーチャル広告は彼(オツベル)が拍象に踏みつぶされる(本当は踏みつぶすのは白象ではないのだが)ところです。

楽器を持っているからというのももしかしてあるけど、それが重要なのではなく、さっきの高山正樹の被っている帽子と同じだから(爆)
実はこの帽子楠ので、高山正樹が被りたがったので、違う写真にしようといったのだ(爆)

これは立派に音楽家のプロフィール写真みたいに見える(爆)

BassのMr.稲垣 護です。
みなさんに紹介するwebsiteのpageを探そうと、今検索をしたら、同姓同名の別の方のtwitterやfacebookがひっかかって来ちゃった。
数ヶ月前はそんなことなかったなあ。
この稲垣さんは、パソコンをやりません。いわゆる機械が苦手な普通の酒呑みのおじさんですが、楽器の前に来ると修道僧の様なオーラがあります。
Profileに関しては、初演をするアルテリッカ音楽祭のPageをどうぞ。古本君のも乗ってます。
古本君のそのときの写真はCHICAGOのとき、稲垣さんのはたしかGuys and Dollsの時に撮りました。
役者と僕の写真は今日練習したお寺から歩いてちょっと行ったところにある都立小宮公園です。
昨日は雉がいました。
し、しかしGuys and Dollsにリンクをはるたびに、最新の記事が鍵和田さんの変顔というのもなあ、、でももう新しいネタないし、、、再演よ、早く来て(爆)


そのコントラストも面白そうだ。
今回の白象は20代ですから俺たちにとっては息子みたいな歳の差だ(爆)
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新たな着想、そしてその検証、その繰り返しでどんどん“オツベルと象”は観客の耳に届く前に育つ - 2011.03.10 Thu,10:54
僕としては(役者達の感想はまた別にあると思うが)実に面白かったです。
こういうやり方をとれば絶対にこれは「朗読」とか「語り」という範疇で捉えられないで済みそうです。
音楽家だったらこんなのは完全に言葉を使った音楽遊びだと思い、まあ面白がってくれるとは思うけど、それほど変わったことをやっているとは思わないでしょう。
一般の聴衆や演劇畑の人にとっては、特に後者の人たちにとっては、普段あまりやりつけていることではないので、これを実現するのは最初に拒否反応を示す人の方が多いのだろうなと思います。
だって役者が持って居る普通の感覚で自然に読めないから(爆)
そういう人たちは、朗読を音符で時間を支配されることがすなわち、自由を奪われると思い込んでいるからです。
でも時間軸に支配されている事が、訓練して、それが一つに型となり、舞台で鮮やかにやってみせたとき、それが「技」になることは、ダンスや音楽の世界では当然のことであります。
芝居でも、きっと殺陣はダンスに近いそういう世界でしょう。
もちろん、こういう台詞のやりとりを、音符を介在しないでやっている人たちがいることを僕は知っていますが、ミュージカルやオペラに関わる人たち以外は、こういうやり方を自然に最初に思いついたりはしない。
そういう僕だって数日前までは、この作品の設計のなかで、「言葉にあるリズムはそのまま自然に読んだ場合でも変拍子になっているからそれをそのまま普通に読んだものを音楽が強調する」様にしようとだけ思っていた訳です。
それは役者に、ただでさえ、音符で一定の拍子で書いてないから、これじゃ絶対に本番客席を向いて喋るなんてことは出来っこないから、それだけでも気の毒なので、一見(一聴だけどそんな言葉無いから)「難しく聞こえる構造でも、実は台詞は普通に読めば成立するように書くべきだ」と思っていたからです。
でもどうせ音楽が今までの作品以上に言葉(敢えて、語りとかナレーションとかじゃなくてこの言葉そのものがこの作品の場合はふさわしいみたいなことを、高山正樹は言っていた)を支配しているんだからこうなったら、徹底的に、TubaとPianoとBassに、言葉という「器楽」あるいは、「合唱」のパートを音符優先で並べてみようと数日前の夜中に、ここに書き殴っている間に(本当に書き出す前はたんに、進捗状況を報告するつもりなだけだった)むくむくと、アイデアが湧き出てきたので、昨日も最初譜面を見せたときは、その受け取ったときの役者達の顔ったら気の毒なくらい無かった(爆)
今まで僕が作曲した作品は音楽家は相当練習しないと弾けないものもあったし、そりゃ役者の方だって相当音楽寄りで苦労はしてきたけど、今回のは、まさにフェスティヴァルの事務局が僕らの団体を去年までの二回は「演劇」の範疇に入れていたのを、今年は「音楽」の範疇に移籍させたのが正しいと思われるように作り上げていこうと思います。
初演を聴いて下さる方にしか通じないけど、人間の声というのは、内容の「意味」を伝えるためにだけ言葉があるのではありません。
どんな器楽の持って居る表現力を凌駕するような、音色や、言葉に内在する原初的なリズムとかがあって、「朗読」とか「語り」というレッテルが貼られていると、「言葉が聞き取れない」という感情が、その発生する音より先に来る場合があって、実際、朗読だけだったら、聞き手はその発声の中に、意味を求めるのは当然です。
Operaのアリアなんて場合に依れば歌詞の意味なんか知っている人にとってはとても意味があっても知らなくても歌手の歌唱力とメロディーやハーモニーの力でみんなを感動させていることはそこかしこにあるわけだし。
そう言えば、僕が高校の頃、失恋したとき、演歌や歌謡曲より、シューマンのドイツ歌曲(歌曲集「詩人の恋」)を聴いて恋愛の涙を流したのは、ちっとも気障な理由ではなく、すぐには理解できないドイツ語で語られていたから、僕の耳や感情には、直接歌詞の「意味」が先に飛び込んでくるより、シューマンの書いた音楽が、ハイネの詩を数倍にも価値を引き上げている要素が先に来るから、後で意味を知り、それを知って自分の置かれた状況に感情移入し、練習しながら泣くことができたのだけど(爆)、それでも、歌詞の意味よりはというより、歌詞の意味と融けて、歌手の声やピアノの音楽に包まれている感動は、その詩を読んだだけではそんな感情はきっと生まれてこなかったということは確信できます。
歌謡曲や演歌では、余りに意味が直裁的に脳に入ってくるので、とってもそんなのを歌ったり(べつにシューマンを歌ったわけではないが)頭の中に鳴らすこと自体が恥ずかしく、生々しくて嫌だったのです。
しかしながら、残念なことに、実に矛盾しているのですが、自分が歌詞のある音楽と対峙しているとき、僕はまったく歌詞を記憶の中に留めることが出来ません。
Pianoの曲を一時間分暗譜するというのは(若い頃に比べたら格段に落ちてるだろうけど)それほど難しいことではなかったのに、小学校の頃6年間学校にいたのに校歌の歌詞はついぞ覚えませんでしたし、よく同窓会で集まるとそういうのを歌ったりする人いるけど、メロディーも歌詞も覚えてない。
だから、日常僕は普通の人の様に、鼻歌を歌うこともメロディを口ずさむことはあっても、曲に歌詞でシンパシーを感じることは一切無いのです。
だからMusicalで稽古ピアノをして一ヶ月以上弾いていても覚えない。
大学に進学するとき、音楽のコースに行かず敢えて演劇のコースに行った時、暗譜が全く苦手ではなかったから、台詞も、振り付けも、覚えることはきっと初心者とはいえ、同じスタートラインに立った他の人たちに比べて苦労はないと思っていたら、、、、、、、、酷い、、、、もっとも覚えが遅く酷い劣等生だったのは僕に他なりませんでした。
まったく、振り付けを覚える脳の場所が違うと思うのです。
だから、Musicalで稽古にpianoでつきあっているとき、ダンサー達が、その場で新しい振り付けをどんどん覚え、翌日もすぐ再現できているのを見るのは、僕にとってpianoの弾けない人が「両手別々の事を弾いていることが信じられない」と言って貰うのと同様に奇跡なのです。
きっと歌詞というか言葉には全く興味はないのかと思いきや、こうやって自分の書く音楽はかならず歌詞が(台詞でもあるが)あって、その言葉についてどういう音楽をつけるのが一倍良いか日夜悩み続けていることが本当に幸せであり、演奏した後、様々な感情と想像が聴衆の心の中に浮かんだときが一番幸せという、実に一貫性のない生き方をしています。
つまり具体的なものを提示してないから、想像でいろんな形を一人一人が心の中に思い浮かべる余地があるから、面白いのです。
象がTubaというのはベタな発想だけどね。(爆)
今回の音楽の中にも象の足に巻き付けられた鎖がガチャガチャ言う音とか、稲こき器械が唸っている雑音とか、オツベルや百姓達が驚く音とか、象の大群が疾走する音とか、月夜の晩に象がお祈りをする静寂さとか、全部アナログなPianoとTubaとBassと声の効果で表そうと必死です(爆)
僕の音楽には言葉、あるいは劇的状況が背景に存在しないとたとえ、それが器楽だけの音楽(の場面)であったにせよ成立しないのです(爆)
さあ、今日は本格的にTubaとするリハーサルの初日です(最初の練習のときは初見で吹いてたから)。
どういう新たな着想がそこで生まれてくるか楽しみです。
これは、昨日、雉の写真を撮っているとき、下を見たら咲いていたので、ついでに撮りましたが、ついでに撮ったこっちがピントがあって、雉には全く合ってませんでした(爆)
もちろん僕の技術のせいだけど、もしかしたら雉の色が保護色になっていて周りの枯れ草と区別が付かず、オートフォーカスが悩んだのかも知れないね。
今になって気づいたけど、これからはもっと、オートフォーカスに任せることだけでなく、マニュアルのピント合わせにも挑戦してみようと思います。
今日も八王子に行くからLessonや練習の前に雉を探しに公園にいっちゃおうかなあ、、、、そんな時間はないか(爆)
どうやらこの椿の花の種類はバレンタインデーという実にお目出度い名前みたいですね。
雉を撮ったのと同じレンズなのに、こっちは綺麗にボケが入ってるよなあ、、雉の背景は被写体と近すぎるからしょうがないが、どうしてあんなにピントがぼけてしまったか、昼で光はたくさんあったのに、、、。

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5/1(日)“オツベルと象”世界初演のお知らせ(再投稿) - 2011.02.21 Mon,20:02
2人の語り手、Tuba,BassとPiano(2 Narator,Tuba,Jazz Bass,Piano)という編成です。
現在三部に別れている最終章の作曲をしていますが、今までの三つの宮沢賢治に関わる作品とはまた全然違うスタイルのものになることになっています。
どうぞ、皆様お誘い合わせの上、いらしてください。
細かい情報は、山猫合奏団のPageにありますので、(←)この色の違う文字列をClickして参照してください。

Official Pageに情報が出たので再投稿してお知らせします。
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